スマートフォン版へ

マイページ

111件のひとこと日記があります。

<< 奇跡を目の当たりにしたのかもしれない。... ひとこと日記一覧 新年だから、ちょっと原点回帰... >>

2022/01/03 19:04

ディープボンドから見るキズナの可能性

あけましておめでとうございます。
今年も不定期に日記は書きます。

新年に相応しいのは何かと考えたときに、キズナについて語るのが良いと思った。
今後、更なる飛躍が確定してる種牡馬で、配合的にも先があると思ってる種牡馬である。

昨年はアカイイトディープボンドで存在感を示した。
キズナで有名なのは、ストームキャット的な部分を刺激する配合で、アカイイトの配合は教科書通りのものであった。
しかし、中長距離でトレンドになるのはディープボンドの配合の方でないかと思っている。
最も特徴的なのは、Lyphardのクロスである。

少し話を後退させる。私はキズナはA級種牡馬であると思っている。
A級とかB級の格付けは、現状では明確でないが、私は伝える特徴が一定であることが条件で、その意味でキズナは申し分ない。
基本的な要素として、種牡馬としてはDamascusを伝える点が特徴となる。
Damascusとは何かと例を出せば、ナリタブライアンビワハヤヒデ兄弟を例にしたい。
あのようなフィジカルと、先行して捲り上がるような脚質が特徴となる。
キズナ産駒はこの形質をよく伝えるため、馬格のある馬が多い。
現状の最適解は、ストームキャット的な部分を刺激することと言われており、この配合を成された馬は新馬戦でもよく馬券に絡む。

Lyphardは現役時代は短距離馬であったが、体高が低いが幅があり体重はあったと言われている。産駒からは凱旋門賞馬を2頭出し、キタサンブラックの馬格の源泉とも言われている。ディープ産駒においてはLyphardのクロスを持つと、平均的なディープ産駒よりもレース中のポジションが1番手以上前にいたというデータを見たことがあり、基本的には前受けで粘って差すような馬が多くなる。
脚質こそ違うものの、フィジカルの部分を強化している、勝負するポジションが似ている、という意味ではこのクロスにはシナジーがあると思うのだ。
父ディープインパクトでも成功したという部分も大きい。大種牡馬の父で成功したクロスが後継種牡馬で通用するという事はよくある話だ。

ディープボンドはそれに加えて、母系からストームキャットの重要な血脈を全てクロスすることに成功しており、これまでの試行錯誤の上に成り立ってる配合だと思う。
生産者は配合にも精通している牧場であり、数少ない生産頭数からディープボンドを輩出したことは賞賛に値する。
Lyphardを含む牝馬で最もわかりやすいのは、母父ハービンジャーキンシャサノキセキの2頭である。個人的にはキンシャサノキセキとのクロスには期待しており、キズナは(というかディープの後継種牡馬たちは)サンデーサイレンスのクロスから爆発的な成功を収めた馬を出していない。しかし、誰もがいつかは出てくると思っており、キズナ×キンシャサノキセキがその最初の例になる可能性もあると思っている。短距離馬が多いことも個人的にはポイントが高い。
ただし、牝系からストームキャット的な要素を加えることが条件だ。
他にもバブルガムフェローアルザオなどもLyphardを含む名馬であり、ボトムラインにこれらの馬がいる馬がいたら血統表をよく見て、買えるかどうか確認したい。
あとは生産界がキズナ産駒の育て方を手の内に入れるまで、どれだけかかるかという話になると思っている。

今年もどんな馬が出てくるか、いろいろ楽しみだ。

お気に入り一括登録
  • キズナ
  • アカイイト
  • ディープボンド
  • Lyphard
  • Damascus
  • ナリタブライアン
  • ビワハヤヒデ
  • キタサンブラック
  • ハービンジャー
  • キンシャサノキセキ
  • サンデーサイレンス
  • バブルガムフェロー
  • アルザオ
  • ボトムライン

いいね! ファイト!