クナップフラウのデビュー戦によせて。

とうとう2015年産駒最初のデビューの日が迫ってきました。

クナップフラウはまずキャロットのリストが発表されたときに血統評価のみで出資候補の最上位グループにピックアップしていた馬の一頭（残りは、グランサム・メサルティム・レーツェル・ミーティアトレイル）。出資して以降順調に成長してこうしてデビューの日を迎えられるのは非常にうれしいもの。


実際に血統表を見ていて、当時の評価を改めて振り返ると

まず目につくのがラストタイクーン≒Storm Catの4ｘ3クロス。
飛びが大きい大箱向きで、ダッシュを利かせてハナを切り、圧倒的スピードを活かしてゴールまで押し切るタイプを想像しました。

実際にクナップフラウは飛びが大きいですし、スピード能力もかなりありそう。

さらには母父がダンスインザダークなことがポイントで、ダンシングキイの持つNisinskyとKey to the mint、さらにはNorthern Dancerのクロスが、直線で粘り切るスタミナを強化してくれそうです。


デビュー戦で太宰騎手と決まったときには、重賞の日で一流ジョッキーもたくさんいるのに何故太宰？？と一瞬不安になりましたが、太宰騎手はベテランの中でも特に逃げを選択することが多いのが特徴の騎手（芝レースの10%以上が逃げ）。

本馬の『スピード能力を前面にしてそのまま粘って押し切る』という血統面での特徴を生かすには、無難に好位に着けたり激しく追い込んだりするリーディング上位騎手よりも太宰騎手の方が適任なのかもしれません。

ともかくは日曜日。話題のフランケル産駒やキャロット同期馬などライバルは出てきますが、大いに期待して見守りたいと思います。