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2015/07/27 01:21

ヴァンキッシュな友人T

いつも週末が近くなると必ずメールをくれる友人のT。メールの内容は自分がPOGに指名している、あるいはしようとしている馬の賛辞。だいたい週末あたりに更新されるPOG向けの記事をありのまま抜粋し伝えてくるものが殆ど。個人的見解など一際入らないところは有難いのだが、既にチェック済みの情報が多くて閉口することもしばしば。そんなTの今週一発目のメールはヴァンキッシュラン。オープン馬と合わせ馬を敢行、クビ差先着。岩田騎手の前向きな発言と続き、いつものように指名のオススメ。こちらもそれに対してすかさず返信。ノーザンF生産なら指名したけど、不振が続く社台F生産なのでこの馬はパスとやんわり指名しないことを告げる。
本当はまず未知の血統、初仔であることを理由に早くから指名見送りを決めていた。極めつけは見た目は派手だか中身が伴っていない調教内容、陣営の歯切れの悪いコメント。これが決定打となった。すかさず第二便の着信。今度はディープエクシードの岩田騎手の賛辞を並べ立てた内容。これも岩田騎手がオーナーと個人的な付き合いがあり、発言は五割増。成長すればという条件がついたもので、今のところ指名する予定などない。但しいい馬かもしれないから、結論はデビュー直前の調教を見てから判断するつもりとのメールを返す。何度かメールやり取りをして床につく。
明けて日曜日。ヴァンキッシュラン発走の前にからかいを含んだメールを送る。「ヴァンキッシュラン、勝てますかね」すかさず返信。内容は言わずと知れた賛辞で溢れたスポーツ紙の記事そのまま。そして発走。完敗の2着。「惜しかったですね」と送信。普通ならすかさず返ってくるはずの返信がなかなか帰ってこない。もしかしたら単勝1.3倍に突っ込んで大負け。かなりなショック状態にあるんじゃないか?ちょっとからかい過ぎたかなと自責の念にかられる。待つこと約15分。やっと返信あり。「まだポルトがいますから」負け惜しみともとれる返信にヴァンキッシュランのことは何一つ触れられていない。幾ら活字に踊らされるタイプといえど、レースを見て走る馬、走らない馬の区別はつけられる男。何よりも負けず嫌い。そう、何事もぶっちぎり=ヴァンキッシュじゃないと気がすまないのだ。その後メールが送られて来ないので、少し気に掛かる。
 もしかしたら相当落ち込んでいるのだろうか?何気なく覗いたT
のJRA−VANの指名リスト。ディープエクシードの名前がいつの間にか消えている。あれだけ自分に指名を薦めていた馬を、いとも簡単に抹消しやがって。その前言をアッサリ翻す振る舞いが有るからこそ、凹んでも直ぐ立ち直れるんだろうね、君は。
心配は無用。何をするにも本当、ヴァンキッシュじゃないと気が済まない男である。

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