競輪
163件のひとこと日記があります。
2015/08/17 20:25
Oh, my Gosh！Oh, my Gosh！Oh, my God！
昨日ではない先週、新潟芝1800で力の違いをまざまざと見せつけて勝ち上がった馬がいる。その名は「イモータル」。
金子真人氏所有、マンカフェ産駒の青鹿毛馬。その勝ち方、実にエグい。「何もそこまで性能を見せつけなくても」と思わせるくらいまさに「オーマイゴッシュ」半端なく強かった。新馬初戦で騎手に「強い」と言わせた位だから本当に強いのだろう。他にも強い勝ち方をした馬は何頭かいる。でもこんなに衝撃を受けたのは初めてである。
ふと我にかえって「あれこの馬、ＰＯＧで指名入れたっけ？」…。
「オーマイゴッシュ」していない。そうだ最後まで迷った挙句、直前の調教で遅れたのを理由に、すべてのＰＯＧで指名するのを見送ったのを思い出す。後の祭りとはこのこと。金子氏のもう一頭のマンカフェ産駒、シャケトラには、名前の響きがいいという理由だけで、早々と指名を入れていたのを同時に思い出した。勿論その時、この馬の名前についてもあれこれ考えを巡らせていた。
「イモータル」直訳すれば「不滅の」という形容詞。名詞では不死の人。Ｂ級ホラー映画大好き人間の自分には、ヴァンパイアやゾンビがすぐ浮かんで来たけど、どうやらそんな意味合いはない。更に考えれば良かったものを。そこで考えるのを止めてしまったのが、そもそもの過ちだったのだ。今になって考えてみれば、不死者とは即ち「神」。「The Immortals(神々)」という映画があったのを思い出す。「神には普通の馬じゃ太刀打ちできないよな」。そう思いながら、改めてこの馬の写真を眺める。つくづくいい馬体をしているではないか。「神は細部(ディテール)に宿る」近代建築の三大巨匠の一人。ミース・ファン・デル・ローエが好んで使っていた言葉が何となく頭に浮かんで来た。金子氏もきっとこの馬が放っている何かを感じ取った上で、購入したに違いない。上のエックスマークはディープ産駒のオープン馬とはいえ、Ｇ�靴鮗茲譴襪�なというレベル。間の二頭は他のオーナーに譲っている。父が変わって再び手に入れたのには、それ相応の理由がきっとあったはずだと踏んでいる。そんなわけでこの時点で本年度のＰＯＧの上位入賞は「もうないな」と思った。馬券予想はハズレてばかりいるが、霊感でもあるのか、この手の予感は不思議と良く当たる。極めつけは週末に飛び込んで来た「マンカフェ死亡」のニュース。「オーマイゴッド」まさにタイムリー。これでとどめを刺された感じ。友人Ｈ(金の猿)もこれを敏感に察知したらしくメールをよこす。二人で敗戦を確認し合うことと相成った。もう一人の友人Ｔは自分の指名馬以外は興味がないらしく、音沙汰無し。相変わらずのヴァンキッシュぶりをここでも披露。こうなったら、一縷の望みをかけるべくこの馬の粗探し。レースのビデオを見る限り粗などどこにも見つからない。そこで、YouTubeの元馬術選手のコラムを訪問。走る前の馬の力を見抜くことはできないが、実際に走った馬の解説は非常に参考になる。でこの馬の粗を見つける。他馬に寄られるのを嫌がるというのが唯一の欠点。調教の遅れは、併せた馬に寄られ、敏感に反応し横に逃げた分の遅れらしい。さすがは「神」並の馬に纏わりつかれるのお嫌なようだ。従って馬群はダメ、直線の攻防で馬体を寄せられるのを嫌い、逃げる。というのがこの馬の欠点であることがわかった。
負ける可能性は無きにしもあらず。まぁそれすらも克服してしまう馬かもしれないが…。ＰＯＧはともかくとして、この馬は何か大物になるような気がしてならない。「イモータル」のもうひとつの意味に「不朽の名声を持つ人」というのがある。もしかしたら歴史に名を残す名馬になれるかもしれない。いささか話が出来すぎてはいるが…。
- イモータル
- オーマイ
- シャケトラ
- Immortal
- ディテール
- エックスマーク
- オーマイゴッド
- ヴァンキッシュ
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じゅんざんさんがいいね！と言っています。
2015/08/19 09:59
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サクラサクユタカオーさんがいいね！と言っています。
2015/08/19 09:58
