競輪
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2015/09/23 17:55
デザイン巨匠の一粒種
建築といえば、五輪スタジアムで物議を醸したザハ・ハディトに代表される脱構築建築に魅力を感じる。ヴィジュアル的にもかなりなインパクトはある。しかし実物を造るには如何せん金がかかり過ぎる。実に厄介な問題を抱えたデザインといえる。技術がもっと進歩すれば、少しは安く、しかも工期もかからず出来ると思うが…。それはまだまだ先の話。今はまだ模型やＣＧで眺めるレベルのデザインなのかもしれない。
結局落ち着くところは万人受けするモダンデザイン。これが一番なのではないか。何より飽きがこないというのがいい。
というわけでジオ・ポンティ(1891〜1979)。言わずとしれたイタリアンモダンデザインの父。建築家、インダストリアルデザイナー、家具デザイナーと複数に渡る肩書を持ち「Domus」という建築雑誌の発刊まで手掛け、今に繋がるデザインの礎(いしずえ)を築いたといっても過言ではない大巨匠だ。彼が提唱したデザインは装飾という無駄を省き、機能美を追求したもの。今ではごくオーソドックスで当たり前の様になってしまったが、当時としてはかなり革新的なものであったに違いない。21世紀の今もデザインの主流として生活の中に溶け込んでいることは周知の通り。
前ふりはこの辺にしておいてっと、馬の話、馬の話っと…。
無駄を省いたデザインといえば、ある意味サラブレッドにもそれは当てはまる。
そのジオ・ポンティの名前をそのまま馬名に頂戴した米国馬が種牡馬となった。もちろん新種牡馬だ。米国産といっても、この馬の場合、芝の中長距離で実績をあげている、れっきとした芝馬。芝のＧ�気鬘珪 �2011年のドバイワールドカップでヴィクトワールピサの５着になった馬。したがって米国産＝ダート馬というお決まりの方程式は当てはまらない、未知の魅力タップリの種馬なのだ。
この新種牡馬にRap and Danceという肌馬を付けて産まれた仔。それがアメリカンヘブン
母の父はPleasant Tap。これも芝、ダートを問わない万能タイプの種牡馬だ。
馬主は吉澤ステープル社長の吉澤克己氏。
知る人ぞ知る一流育成牧場の場長。馬主登録もあり、最近は育成や調教技術を学びに、米国へよく足を運んでいるという。その傍ら、比較的安価な馬を購入して日本で走らせている。この馬はキーンランドセールで９万ドルで落札された。馬を見る目のある人だから、買いに走らせる何かがきっとあったんだろう。結果セリ落としたわけだから…。
モダンデザインと現代音楽の融合か？
何だか格好いい。これだけでも食指は動く。
余談だが自分はラップ系は苦手。ヒップホップならスンナリ入って行ける。もちろん受け付けないものもあるが、それはどのジャンルでも一緒か。女性ならニッキー・ミナージュやイギー・アザレア、ＤＥＶ等、男性ならＴＩやスヌープドッグ。ＪＡＹ−Ｚ等。聞かないことはないが、好んで聞くわけではない。ただしエミネムは別格。何故かよく聴く。そうそうブラック・アイド・ピースもイケる。まぁそんなことはどうでもいい。
再び本馬の話…。
さてこのアメリカンヘブン。仕入れた情報では骨格がしっかりしていて大きい。性格はややキツイ。そうか、それなら大きな馬に有りがちな、鈍重さはまず無いだろう。一週前の追い切りでは、ポリウッドコースで、ラスト12.2秒の脚で併せた馬を豪快に突き放したらしい。イケるじゃないか。吉澤ステープルで育成されたんだから、その位の時計を出せるのは当たり前か。後は日本のスピードが求められる芝にどれだけの適性を示せるかということだけか。走らなくっちゃ解らないことをあ〜だこ〜だ推論しても、意味がないから考えるのは止めにしよう。要は期待するか、しないかだけ。もちろんここは期待の一手。
とは言ったけど、個人的に「走りそう」と思い込んでいるだけで、不安がないと言えば嘘になる。同じ馬主のアメリカンイナズマが調教で動いていたにもかかわらず、人気を裏切って大惨敗したのはついこの間のこと。この馬も同じ結果に終わるかもしれない。おまけに高額馬のマツリダバッハ、ラフィアンの外車プールアンレーヴ、ステゴ産駒シュペルミエール、ダイワリアクションなど結構なメンバーが出走予定。岩田騎手を確保しているのは心強い材料だが、確実に初戦を勝ち上がれる保証などどこにもない。それでもいいから応援したくなってしまう。当ネット競馬での指名者はまだ７名。ウマジン地獄モードでも４名か。うん、ここはウマジンで指名を入れることにしよう。
よっしゃ週末の楽しみが一つ増えたぞ。
そうそう浦島太郎の子供。そろそろ出て来てもいい頃なのに、その気配がない。何処かにタイムスリップ(放牧)でもしているのかな。
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ロシアンブルーネットさんがいいね！と言っています。
2015/09/23 20:48
