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2016/04/10 12:55
女王の座は譲れない……よね!/メジャーエンブレム
15−16のPOGもいよいよ佳境を迎え、後数時間後に牝馬の一冠目となる桜花賞が行なわれる。昨年末の勢力図では阪神JFを完勝したメジャーエンブレムが他を大きく引き離して1強状態。ただ他の馬がまだ力不足だっただけで、数字的に見てもそれほど強いと思わせるレースをしていたわけではない。年が明け、牡馬相手のシンザン記念で後方から強烈な末脚で2着に入ったジュエラーが頭角を現した。もしかしたら、メジャーを負かせるのでは…。それも束の間、2歳女王は確実に成長を遂げてターフに戻って来た。デビューからこの馬は一貫してレースの後はノーザンファーム天栄へ放牧に出され、十分な間隔を開けて次のレースに臨むパターンを崩していない。それが功を奏したのか、年明け初戦のクイーンCでは、好スタートからハナを切り、自らレースを作って後続を5馬身千切る圧勝劇。1.32.5は従来のレースレコードを大きく更新する快時計。付いてきた先行馬は軒並み潰れてしまった。「古馬のG級と走っても勝てるのでは」と思わせる位強い勝ち方をした。その後チューリップ賞でシンハライトがジュエラーとの叩き合いを制し、女王の相手に名乗りをあげた。勝ち時計1.32.8、上がり33.0はかなり優秀な数字。ジュエラー以外の馬とは明らかに力の違いがあると見るのが妥当。ただ展開が嵌った感がしないでもない。
自分でレースを作れるメジャーエンブレムと比べると、少しだけ下のような気がしている。脚質から前が詰まって力を発揮出来ないという可能性も当然高くなる。やはりメジャーエンブレムが主役の桜花賞と言えるのではないか…。クイーンCのようなレースをすれば、強力2頭にたとえ迫られても、凌ぎ切れるだけの力差はあると見ている。
田村調教師も相手はどれかよりも自分の競馬をさせることが大事という旨のコメントをしていた。ルメール騎手もおそらくスローに落とすような愚行はしないと思うので、とにかくスカッと決めてほしいものだ。
当ネット競馬POGではデビュー戦前に指名を入れるか迷ったあげく名前に惹かれてハレルヤボーイを選んでしまったことを思い出した。それはそれで楽しめているので良かったのだが、調教でアレだけ動いていたメジャーエンブレムを評価出来なかったことは、今でも悔やんでいる。