競輪
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2016/04/29 18:05
変わり身十分！/プロディガルサン
ＰＯＧもいよいよ大詰め。残すところ大きなレースは青葉賞、京都新聞杯、ＮＨＫマイル、オークスが控え、そして日本ダービーでフィナーレを迎える。
メンバーもかなり煮詰まっており、２勝(900万下)では、Ｇ�気砲禄仭�出来ないような雲行き。そんな状況なのでトライアルは必然的に実力のある馬が集まリ、出走権をかけた熾烈な戦いが繰り広げられることは間違いない。今週は青葉賞。頭数は13頭に落ち着いたが、なかなか濃いメンバーが揃ったと思う。馬の成長は人間に比べ著しく早く、短期間でも馬がガラリ一変するケースは少なくない。ここに出走するヴァンキッシュランも、ここ２走を見る限り、勝ちあぐねていた頃とは明らかに馬が違う。硬さがとれ、走りに素軽さが見られるようになった。速い上がりも繰り出せるようになり、直線でモタつくようなことはもうないのではと思う程。勿論有力な一頭に違いないのだか、それ以上に馬が変わったと思われる馬が一頭いる。素質だけで走って好成績を残してきた馬、プロディガルサンだ。初戦は遊びながら走って勝ち上がり、２戦目も当時は骨っぽい相手だったプランスシャルマンをあっさり退けてまった。３戦目の東スポ杯こそ勝馬スマートオーディンの切れ味に屈し２着に敗れたが、まだ実が入っていない状態ながらちゃんと結果を残していた。やはり相当な能力の持ち主だったことは否めない。年が明けて、脚元に不安が出て予定していたレースを回避。長目の休養を余儀なくされたが、これがこの馬にとって多分良かったのだろう。調教を再開して皐月賞も使える位の仕上がりにあったが、オーナーの意向から、皐月賞はパスして、ダービーを目標に切り替えた。調教もしっかり時計を出せるようになり、国枝厩舎にいる３歳馬では相手が務まらない位、動けるようになったというコメントをどこかで見た覚えがある。ミッキーグローリーという３歳２勝馬ですら相手にならないと言うからかなり動くようになったのは確か。実際どれくらい変わったのかは現場にいない人間にはわからないが、調教を見ていたトラックマンが
「後肢の可動域が大きくなり、思わず目を奪われてしまった」
というくらいだから、以前とは雲泥の差なのかもしれない。昨年の２着馬タンタアレグリア(天皇賞出走)と２週連続併せ馬をして、余裕で相手を煽った走りからも仕上がりの良さが窺える。国枝調教師もコメントは控え目ながら、かなり手応えがある様子。ここは是非とも中身の濃いレースをして貰いたいものだ。ただ相手もかなり強力なのは確か。簡単には行かないだろうが、ここでだらしない競馬をしたら、ダービーなんて言ってられない。更に言えば、皐月賞上位馬を脅かす存在になるにはここは勝っておかないと。
明日のレースはこの馬から目を離さないように観戦するつもりでいる。勿論期待はしているが…。
- トライ
- ヴァンキッシュラン
- プロディガルサン
- プランスシャルマン
- スマートオーディン
- ミッキーグローリー
- タンタアレグリア
