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2016/05/30 01:02
エピローグ/日本ダービー、そしてPOG
やはり能力があって気性に問題のない馬が上位を独占。マカヒキとサトノダイヤモンドのゴール前での攻防はとにかく見応えがあった。
ディーマジェスティも力は出し切っているが、今回はマカヒキの方が前。末脚ではマカヒキにやや分があるので、脅かすまでには至らなかった。エアスピネルは武豊騎手の好騎乗でもぎ取った4着。リオンディーズは今日は控えて後方から運んだが、1コーナーを回る前に、すでにかかっていて、万事休す。首を上げて嫌がる素振りを何度も見せていた。それでいて上がり最速の33.2秒を叩き出しての5着。どんだけ競走能力が高いのか、折り合いを欠かないレースを是非見せて貰いたいものだ。とにかくいいレースを見せてもらって嬉しい限り。
川田騎手もこれで晴れてダービージョッキーの仲間入りをした訳だか、敢えて苦言を言わせて貰う。今回は馬に勝たせて貰った感がある。直線で前にエアスピネルがいて、横にはルメール騎手のサトノダイヤモンドが被せ気味に前を塞ぐ動き。マカヒキに狭いところを割る根性と一瞬の速い脚がなければ、おそらくサトノダイヤモンドには勝てなかったかもしれない。もしこの馬を把握しているルメール騎手が騎乗していたのなら、もっと楽に勝てたことだろう。
後はサトノダイヤモンドの落鉄。レース中に落鉄したそうだが、結局運がなかった証拠(あかし)。ダービーは一番運のある馬が勝つと昔から言われている。レース後「あれが痛かった」とコメントしているようだが、自らの落ち度を晒しているようなもの。あまり気持ちのいいものではない。勝ち馬と遜色のない能力を持っているのは明確なのだから、次はこんなことが起こらないようにしっかり管理してもらいたいものだ。後は何事もなく全馬無事に秋を迎え、競馬界をもっともっと沸かせてほしいものだ。名残り惜しいが今期のPOGはこれでお終い。来期もレベルが高い馬が出てくることを期待して、次週からは2歳馬の情報集めに専念することにしよう。