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2016/06/29 16:55
手が合う騎手に決まって良かった/マカヒキ
「ルメール騎手に決まって良かった」
掲示板ではいろいろな持論が展開されているが、自分はこの決定を知り、正直「ホッ」とした。この馬を一番上手く乗りこなしていたのはミルコ騎手でも川田騎手でもなく、ルメール騎手だから。弥生賞の仕掛けなどまさに完璧、楽勝態勢に入っていたリオンディーズをゴール前の一鞭でキッチリ捕らえた騎乗ぶりは「見事」としか言いようがない。先約があった為、手放すことになってしまったが、皐月賞、ダービーと一貫して、マカヒキの名を真っ先に挙げて、ライバル視していたことから、非凡な能力があることを把握していたと思われる。
それに対してミルコ騎手は初戦で手綱をとり、楽勝に導いているが、鼻出血を発症させてしまい、味噌をつけた恰好。川田騎手は皐月賞で末脚を過信し過ぎたような騎乗ぶりで、戦績を汚してしまった。ダービーはダービーで直線での位置取りが悪く、モタつく失態。挙句の果てに、トントン乗りを繰り出す始末。何とか勝ったからいいが、薄氷を踏むような勝利であったのは、誰の目から見ても明らか。そもそもトントン乗りって、バテかけた馬を何とか持たせる為に、力のいるダート主体の地方競馬で、取り入れられた乗り方では…。
言っちゃあ悪いが、あれは馬に対して失礼!馬は決してバテていないし、逆にあんな乗り方をしたから、馬が戸惑い、一度開いた差を詰められたような…。とても手が合っているとは思えない。普段は寝ているか瞑想?しているかという特異なキャラの持ち主にはラフな乗り方は合わない。だからルメール騎手のアタリの柔らかい騎乗法が、この馬には一番しっくり来ると思える。だからルメール騎手に決まって良かったと思った。今年はロンシャンではなくシャンティで施行される凱旋門賞。勝つチャンスはロンシャンよりも高いと思われるので、ルメール騎手には弥生賞で見せてくれたようなパフォーマンスを期待したいと思う。