今週も新馬戦より二歳重賞に目が向く

今週もＰＯＧの人気馬が出て来る。ベルダム、クリアザトラック、ミンネザング、アロマドゥルセ、ダイワキャグ二ーなど。特にベルダムはジェンティルドンナの全妹、クリアザトラックはカミノタサハラの全弟。兄や姉が実績を残した馬が必ずしも走るわけではないが、それでも同じ位走れるのではないかと思ってしまうのは、いつものこと。
ベルダムは身体が小さく、馬体維持のため、強い調教がかけられないのが現状。乗り込み量は多いとはいえ、やや不安が残る。それでも牝馬の仕上げに実績を残している石坂師のこと。デビューするからには半端な仕上げでは臨んで来ないだろう。一方クリアザトラックの方はあまり速い時計を出して来ない角居厩舎の馬にしては、ＣＷラスト12秒を切るか切らないかのいいタイムを出して初戦に臨んでくる。福永騎手が素質を見込んでいるアロマドゥルセ、調教で動いている今期好調なハーツクライ産駒サイレントアスカも出て来るが、いい勝負を見せてくれそうだ。指名こそしないが、来期のためにも初戦の走りはしっかりチェックしておかないと…。

先週もそうだったが、今週も東で京王杯二歳Ｓ、西でファンタジーＳが組まれており、暮れのＧ１を賑わせそうな馬が出て来る。必然的に新馬戦よりも重賞に目が向いてしまう。京王杯にはレヴァンテライオン、モンドキャンノ、レーヌミノルが。おそらく人気を三分しそうだが、伏兵もかなり揃ったようで順当には収まらないような気がする。
個人的には調教でしっかり動いているモンドキャンノを応援したいが
結果や如何に…。西のファンタジーＳは初戦内容からミスエルテに注目せざるを得ない。速い時計や上がりに対応できるか懸念材料はあるが、池江師の見立て以上の器、難なくクリアして、暮に出て来るであろうリスグラシューやコロナシオンとの力比べが見たいところだ。