ルメールで沸く東を尻目に/京都12Ｒ

ルメール騎手の破竹の快進撃に沸いた東京競馬場だったが、西の京都の最終レースは、ＰＯＧをやっている者には感慨深いメンバーが顔を揃えた。ポルトフォイユ、エルプシャフト、エイシンティンクルがその面々。ポルトフォイユは屈腱炎で、エルプシャフトはデビューが遅れ、強行軍が祟ったか、クラシック出走は叶わなかった。エイシンティンクルも同じように。そんな面々が同じのレースを走るなんて、これは単なる偶然とはとても思えない。少なくとも自分にとっては今日の重賞よりも興味が湧くレースとなった。レースはエイシンが兄を彷彿させる逃げをうち完勝。2着にはエルプシャフトが、そして3着には長期休養明けで、乗り込みが不足しているにもかかわらず、ポルトフォイユが猛然と突っ込んできた。やはり3頭ともこのクラスにいるような馬ではないのだなと実感出来て、何か嬉しくなった。