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2016/11/12 17:57
指名馬を袖にして…。/デイリー杯二歳S
再三、出走を延ばしていたサトノヴィクトリーはやはり好走出来なかった。6Rのダートの新馬戦で完勝したフォギーナイトと併せ馬を消化。満を持しての出走かと思ったが、動きは断然フォギーナイトの方が目立っていたという。名手ムーア騎手が勝ちに行く競馬を試みたが直線でもう脚色が怪しくなり、ズルズルと後退してしまった。明らかに力不足。兄のような活躍はおそらく出来ないだろう。
それに対してレーヌアベールは調教の良さそのままに初戦を見事モノにした。フォギーナイトにも言えることだが、調教の動きがいい馬は気性さえまともなら、必ずといっていいくらい結果を残す。後はレースの検証をしっかりやって、どの程度の能力があるか判断すれば、次走の検討に役に立つ。そう肝に銘じてPOGを楽しむことにしよう。
今日の目当ては勿論新馬戦ではなく、デイリー杯2歳S。頭数は少ないがタイセイスターリー、リナーテ、ジューヌエコール、ディーパワンサ、サングレーサーの人気を集めた馬をはじめ、伏兵も結構骨っぽい。勝馬を推察するのはかなり難しいレースといえる。本来なら複数のPOGで指名したリナーテを軸に馬券を買うところだが、初戦の走破タイム、上がりとも数字的な価値は全くない。軸にするには心許ない。では何を軸にしたらいいのか…。
まずタイセイスターリー。初戦は完勝したが、頭が高いフォームで速い上がりを使えなかったことに一抹の不安。
次にディーパワンサ。重い馬場で2戦とも上がり最速は評価できるが軽い馬場で更に速い上がりが使えるか、やや不安が残る。ジューヌエコールにも同じことがいえる。そしてサングレーサー。中京、札幌で走っているので、データの比較が出来ない。軽い芝でキレる可能性はあるのだが、何か軸にするには怖い。馬柱を眺めて最後に行き着いたのが、やはり調教欄。人気になるくらいだから皆評価は高いが、中でも目に付いたのが、ジューヌエコールの調教。一週前の調教ではモンドキャンノを一秒以上追走しA級時計をマーク。直前も坂路で51秒、ラスト12.1秒。一番動いていたので、思い切って軸にすることにした。後は相手探し。人気のない馬で目に付いたのはボンセルヴィーソだった。CW6F84秒台ながらラスト12秒台を切ってきた。これは押さえるべき。前走もタイセイスターリーと遜色のないタイムで走っているではないか。しかも上がりはタイセイよりも速い。人気にならないのが不思議なくらい。これは押さえるべき。
結果はオーライ。指名馬を信頼しなかったおかげで高配当の馬券を取ることが出来た。勝ったジューヌエコールはクロフネ産駒にしてはスピードがあり、末も結構キレる印象。おそらく母の影響だろう。このメンバーを相手に勝っているのだから、相当な器。JFに向けてまた楽しみな馬が頭角を現したのではないだろうか。それにしても新馬はノーザンFの天下。今日も10頭中6頭。追分Fを入れると7頭を出走させている。もうPOGをやる上で生産育成牧場という項目は、最初にチェックしなければならないようだ。