スマートフォン版へ

マイページ

1980件のひとこと日記があります。

<< 明日から9月... ひとこと日記一覧 夏休みの授業67... >>

2016/08/31 17:34

夏休みの授業66

1894年は、もう一つ大事なことがある。治外法権の撤廃に成功したこと。功労者は外務大臣陸奥宗光。陸奥は坂本竜馬の弟子であった。話はそれるが、日米地位協定のために、日本の米軍基地の兵士や軍属の犯罪を日本の裁判にかけられない。明らかな治外法権である。1895年、下関条約が成立するとすぐに、帝国主義出遅れ組のロシア・フランス・ドイツの三国は、日本に遼東半島の返還を求めてきた。特にロシアは不凍港(冬でも凍らない港)の獲得を目指す南下政策をとっていた。日本には、まだ三国と戦える力はなかった。日本は、仕方なく遼東半島を返還した。これを三国干渉と言う。日本国内では「臥薪嘗胆」(がしんしょうたん、時期が来るまで辛抱すること)を合言葉にするとともにロシア憎しの世論が高まった。ありがとうございました。

いいね! ファイト!