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2016/09/04 12:50

夏休みの授業70

東郷の予想通り、バルチック艦隊は対馬海峡を目指した。連合艦隊は、佐世保を出港、日本海で待ち受けた。戦力はバルチック艦隊の戦艦8隻に対して日本は4隻。東郷は旗艦三笠の甲板で訓示。「本日晴朗なれど波高し。総員奮闘努力せよ」と。天気は良いが波が高いというのは、長い航海をしてきたバルチック艦隊には不利。わが方の砲撃訓練なら負けないという意味であった。三笠には、Z旗(ここ一番の戦いの時に掲げる)が翻った。連合艦隊は、最初はバルチック艦隊と平行に進路をとっていたが、日本海に入るとすぐに180度ターン。砲撃を開始。バルチック艦隊は慌てた。訓練をつんだ連合艦隊の砲撃は正確に命中した。バルチック艦隊も反撃したが砲撃は命中しなかった。その日の夜でバルチック艦隊は壊滅。ウラジオストクにたどり着けたのは、1隻だけであった。これを日本海海戦という。しかし、この勝利が、日本海軍の「大艦巨砲主義」の幻想を生み、ついには、戦艦大和・武蔵の建造につながる。余談だが、戦闘食としてカレーライスと肉じゃがを導入したのは東郷。今でも海上自衛隊では、毎週金曜日はカレーライスと決まっている。また、ロシアに支配されていたフィンランドでは、トーゴービールが今でも作られている。ありがとうございました。

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