ウォーエンブレムの遺産

今年最初の地方G1川崎記念、オールブラッシュ見事な逃げ切り。おめでとう。父のウォーエンブレムは、受胎率が極めて低く、産駒も数少ない。アメリカ二冠馬の金看板を引っ提げて社台が輸入した。社台でさえ苦労した。ついには、アメリカに帰国。セン馬になった。よくぞ後継馬を残したものだ。
日本で、同じ例は天皇賞馬メジロアサマだった。数少ない産駒から同じ天皇賞メジロティターンを送り出した。さらにティターンはなんとなんとやはり天皇賞馬メジロマックィーンを送り出した。今は無きメジロ牧場の執念だった。
牡馬系を存続させることは、容易なことではない。マックィーンの死で、貴重なヘロド系の牡馬系は風前の灯である。
オールブラッシュにも牡馬系を繋ぐ使命がある。無事に走ってほしいものである。