天皇賞一番人気二番人気の血

天皇賞出走の馬たち、おめでとう。天皇盾目指して無事に走ってください。
一番人気のキタサンの父ブラックタイドと二番人気のサトノの父ディープインパクトは兄弟。ブラックタイドは愚兄と呼ばれたが、キタサンの登場で、その汚名を返上した。それでも、菊花賞前は、キタサンの母父(ブルードメアサイヤー、BS) がスプリンターのサクラバクシンオーだったため、距離不安を囁かれた。しかし、菊花賞・春天を勝って、距離不安払拭。キタサンの父系をたどれば、かつてのリーディングサイヤー(賞金獲得最高種牡馬)のテスコボーイにたどり着く。テスコボーイの産駒も距離不安を囁かれたが、菊花賞馬キタノカチドキ・3200の秋天馬ホクトボーイを出した。ブラックタイドに目をつけたサブちゃんに敬意を表したい。
さて、サトノ。ディープの産駒で初めて3000の菊花賞を制した。母のマルペンサは、アルゼンチンの重賞を勝ちまくった名牝。こちらも距離不安はない。
枠も決まった。内のキタサンを見ながらサトノは走るだろう。豊マジックにルメールが挑む。有馬記念の再現はあるか。日曜日は好天に恵まれそう。今から現地観戦が楽しみなじいさんである。