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2016/08/11 23:08
オリンピック馬術出場馬の血統表ってのがあ
オリンピック馬術出場馬の血統表ってのがあれば、応援したかった。
もう終わってしまったけど。
馬術馬でサラブレッドは珍しいだろうが、1988ソウルオリンピック障害の部には銀メダリストがいた。
なんだ金じゃないのか、と思うだろう。我が興味はその血統だ。
アメリカの広大な土地と競馬文化が生み出す系統は、世界唯一である。
http://www.pedigreequery.com/icey+twist
馬術名はGem Twist。
その血統表の最上段を五代辿ると、Royal Canopy。芦毛の大祖先ザテトラークと同じくRoi Herodeを父に持ち、同じような直系子孫は、最早天然記念物。
他にもグレンコー系、レキシントン系のように、現代競馬には無い直系子孫を血統登録し続けているケースはあるようだ。
馬術馬ということは、競走馬としては、Bonne Nuit以降半世紀前から出走記録が無い。
大谷選手のような二刀流は馬の世界では無茶、でなければダービー馬が飛越競走転向しただけで大騒ぎしない。はいはい女神女神。
このケースがすごいのは、馬術のジャンルで、サラブレッドのまま何代にも渡り維持し続け、なおかつメダル獲得にこぎつけた話だ。
並大抵のことでは無い。一頭の名馬に至るまでに、多数のDa馬がいるはずであり、病気や怪我でもない限り、そういう脇役達も恐らく大切に余生を過ごしているだろう。
血統保護が、違う形で結果を残したこのケースは、もっと広めるべきだろうと、日記にした。
馬術馬としてスタート日の目を見たことは、血を残す可能性の一つだと思うからである。
余談ですが、今回の出場馬の中に、カナダかな、Deep Impactの兄弟と同名がいた(笑)