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2017/12/05 23:16
谷保天満宮クラシックカー
先々日、交通安全祈願の神社にて、年代物の車両を動かして保存する所有者達の展示場として、年に一度開かれました。
会場となる境内では、バグパイプの音色が響き、原始的な発動機を回している中、神主自ら一台一台に祈りを捧げて、見物人を集めていました。
午後には神社を出発して、付近の広い駅周辺などをパレードランするので、この季節の方が良いらしい。古い車は夏の渋滞にモロ弱いそうだ。
近頃はお盆の帰省渋滞にもめげない親切設計ですが、やれアイドリングストップだの自動運転だの、危険予測ブレーキだの、複雑化して、車の構造を理解したり、時に自ら修復したりするのには遠くなり、メリーゴーランドみたく乗り手の技術、メカニックが入る余地も無くなる。
そういう乗り物が馬だったら、考えられない話でしょうか。
自分で乗るために所有したお馬さんも、騎乗後の手入れや、寝床の掃除も自分でやる方が感心するし、テクニック、馬とのコミュニケーションにも優位になる。全部プロ任せは、競走馬で無ければ、本当に退屈な話だ。
馬にアレルギーがあるように、自動車にもサビがあり、オイル漏れがあり、それを治しながら乗る、乗馬に通じるところがありますまいか。
さらに今では大手の傘下に入ったり、消滅したりしたメーカーや、今では生産中止した車ばかり。壊れたら替えが無い。
乗馬で、自馬が乗用能力無くなったら迷わず新馬に乗り替える、こんなライダーどうおもいますか。
日曜のレースとカブっちゃうのがネックですが、馬好きには価値あるイベントであると思います。
そして、こういった名車の動態が長く見られるようにするには、相当の出費、例えばトヨペットコロナサイズでも、時にGT-R一台分費やしかねないようです。
丁度、名馬の血を残すために種牡馬入りさせる負担と似通って見えるのです。
競馬と自動車、それぞれの文化的貢献に対し、少なくとも我輩だけでも敬意を表したい。
今年は拝観していませんが、二年前の画像。そして、参加車にふさわしいげな、連休中の我が家の前でご勘弁を(笑)