粛々と進む工事

月曜の夕方、通勤路とは反対側の道を走ってたら、我が家の沿線にあるビルが二、三軒吹っ飛んでた。
一つはガラス張りの中古車店。もう一つは築年数が我が家と互角のケンブリッジっぽいホテル。
両方ともコンビニ三〜六軒分のサイズであったが、工事終了後の真ッ茶色の更地と、その奥の、それまで建物に隠れて建ってて今あらわになった民家が、新鮮なくらいスッキリしてた。

その数ヶ月前までは、隣家も一度取り壊して建て直す作業がやっていたり、我が家の周囲がどんどん解体されていくけれど、残っているのはテナントが何回も替わっている安い飲食店とボロい誰かん家の倉庫、後は昔模型屋だったりカレー屋だったりコンビニだったり携帯電話屋だったりしたテナント、そして我が家だけになった。
我が生活道路の周りが、テナントぼちゅう中の貼紙だらけで寂しい。

我が家の向かいの中古車店はまだ残っているものの、R32-35と四代に渡るGT-Rが在庫されていて、最新型が500万下と格安プライスがぶら下がっているが、公共工事ではあの建物の消滅も時間の問題、か。
まあ国立競技場みたく、壊して作り直す方が建設会社にとっては仕事が増えて利益率の向上に繋がるだろうけど、環境にいいとは思えない。
日本の技術とやらも、元からある景色を残そうとする意識まで面倒見切れぬのか。
そして解体現場に日本人がいなくなる日が来るのだろうか。

Made in Japan（笑）