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376件のひとこと日記があります。

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2018/12/10 00:30

〜最後の戦士

去年70試合登板を果たしたヤクルト近藤投手の契約更改が終了し、倍以上の増額にありつけた。彼は坂口と並んで今は無き近鉄元所属の、数少ない現役選手だ。

競馬を野球で例えたらイチャモン付けられる板に書き込んで消された我輩は、今は無き福山競馬元所属という肩書きに、前述の別のスポーツのような静かな注目が注がれるのを見た。
一番若いのでも現八歳、あと半月で九歳になる。むしろ引退する方が多い年齢だ。

三月に全てのレースを終わらせ、一番若い馬さえ何頭かはそのまま引退したという冷たい出走履歴が見られる中、最後のダービー馬カイロスが現役だったのに一抹の希望が見えた。
異例の開催月だったダービーだが、三歳は特別な年齢で、ダービーは特別中の特別なレースということも知った。

前レースが先週というタイムリーな情報提供のできる日記だと自負しつつ、苦戦しているのを見届けてきた。
彼の兄弟、つまり母の産駒の中では一番「持っている」ようで、他の産駒は思いの外芳しく見えず、牝馬がいたけれど繁殖入りしていなかったのが気掛かりである。うーむ、血統がマニアックだ。
我が応援馬もまた、マニアックな血統の元福山競馬所属で、掲示板でも種牡馬にして欲しいと書かれているくらいだ。
しかし所属当時は勝ち負けに絡めずダービーにも参加できず、前述の他馬と同じ運命を辿るしかないのが「相場」だったはずが、衰えたとはいえ八歳の今も現役だ。
馬にくん、ちゃん、付けて呼んでいる事にイチャモン付けた事ある我輩でさえ、あの130戦してようやく5勝の競走馬を密かにワイトくんと呼ぶのも、そういう意味がある。カイロスと同様に苦戦しているが、出走回数ならカイロスを上回る。それだけ丈夫であり、それ自体がセールスポイントである。

元近鉄選手も引退する割合の方が多いくらいの年齢だ。それは元福山競馬所属にも通じることであり、両方のケースを一度に論じながら、片方のサクセスを見つつ、廃止競馬場を知る現役競走馬の健闘を願い、締めくくってみた。

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  • 笑うホビットさん

    月のあかりさん、毎度ありがとうございます。
    応援されている現役競走馬のお話聞かせていただきましたが、我輩以上に純粋な競馬ファンで感心しました。
    恥ずかしいことに、我が応援馬の事情から、セン馬になつても応援出来る自信と言いますか、気持ちが持てるかわからないのです。
    実利的なことと言いますか、引退後の話題を始めたくなったりして、周囲の反感買ったりして、どうしてもあなたの境地に達せないのです。

    実はデビューが北海道で、三歳直前に移籍して、まあ廃止までいましたが、、、。

    2018/12/20 02:00 ブロック

  • 月のあかりさんがいいね!と言っています。

    2018/12/18 18:06 ブロック

  • 月のあかりさん

    ただただ深く共感するのみでした。
    私のもっとも年かさの現役応援馬、アジアエクスプレスと同じレースでデビューし、片やG1馬、片や中央で勝ち上がれず地方移籍。
    良血至上の世間からすれば、ヒルズ族とフリーター程の違いと見るでしょう。
    でも、長い期間大きな怪我や病気をせず、中央競馬とは比較にならないほどの数多くのレースをこなしながら走り続けることに、G1勝ち・勝ち星の数以上の意義さえ感じてしまう自分です。
    廃競馬場出身ともなればなおのこと、立派に思います。
    そのような応援馬をお持ちのこと、誇らしいですね。
    一日でも長く現役生活が続きますよう。

    2018/12/18 18:06 ブロック