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2018/12/20 02:11

あまり記念

オフシーズンに突入し、一年の内にレース開催しない日を作ることを危惧したJRAのお役人さんが、あまった日程で開催されたことをきっかけに始まったこのレース。
出走馬が大いに集まり、そのため登録費用が集まり過ぎて余ったため賞金額に回されて有数の高額賞金レースになっていったという由来から、一年を締めくくるグランプリという後付けの理由の方を広げていって現代のようになった。

何故、この寒い時期にレースをしたがる競走馬が集まったかという説は明らかになっていない。むしろ冬はどのスポーツもオフシーズンであり、ハードな練習でさえ怪我の原因になるにも関わらず、持てる力を出し切るレースなど以ての外という意見はごもっともである。
ところが、温暖な気候で行われるはずの種目でもシーズンオフが無くなる動きが見始めて、やがて技術の進歩でスポーツ活動が完全に不可能な季節が無くなる現象がみられている。
あるいは、馬という生物は元来、寒さに強いのか、いやそう言い伝えられた地域から生まれたのが競馬なのだろうか。

歴代優勝馬には、現代競馬の強豪の血統表にもしばしばその名前が書かれた、そうそうたる名馬が多く見られるが、最もレース名に相応しい勝ち方をしたのは、やはり2007年のマツリダゴッホではなかろうか。
「経済コースをするすると」。言って見れば余ったスペースの有効活用を地で行く勝利は、どの名馬の勝ち方よりもレースの本質を突いているに違いない。
しかし、その次の年に二匹目のドジョウはおらず、ディフェンスに定評のある池上ルコデムーロ擁する陵南社○高校籠球部に阻まれ反経済コースを回らされ敗退。

話は逸れるがその名付けセンスは、競馬に興味が無ければブッ飛んで聞こえないか。何故形容動詞に続く言葉が歴史上の画家の名前なのか、フェデリコ・テシオもビックリな歴代馬有数の奇天烈ぶりは競走馬でないと付けられない名前である。
新車の名前に付けられたら例えばジェレミー・クラークソンが腰を抜かすに違いない、リスクフルながら、一度聞いたら忘れられないインパクトを持つ。

もう一頭は、やはりトウカイテイオーのローテーションか。
復帰が遅れに遅れ、未出走の一年で終わる所を、この余り物でできたレースに救われた。このレースが無ければ、単なるイロモノダービー馬で終わったが、ネガティブな体質のイメージを飛ばせた意義は多いに語られて良い。

今年は年末に関わらず出費が多いので、馬券に回す余裕と言いますか、余ったお金はありません。
あー、当てて美味い酒おごりたいのだ。

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    逆に、あまり記念にふさわしからざる勝ち方をしたがために、レースの本質を見失わせた名馬と言えばズバリ、テン(以下自粛)

    2019/03/07 20:48 ブロック