よーし、パパ命名権頼んじゃうぞー

と、本気でまごついている間に無事完売しましたとさ。大口の御投資、まことあっぱれ！

しかし気が遠くなる金額である。交流ある人々にまで寄付を願い申したくなるくらい。まるで亜務飢永に入れ込んだ成れ果てみたく、人が集まっている場所に足踏み入れただけで、その場にいた人たちがいっせいに逃げ出すようになるのか。
ただでさえ吹けば飛ぶような我がコネクションが焦土化し、プロジェクトの支持者一同からさえ見放される未来が待っているのか、儲かる話である訳でもないのに。
だからこそむしろ射幸心をあおるうまい話より、はるかに健全であることには違いない。寄付同様、見返りを期待したら落胆するに決まっている。

しかしこれが馬産の原点だと思う。昔は偉い人や富裕層だった買い手が、多数の一般人になれた現代。競馬とはギャンブルだけしか知らず、昔は遠い存在でしか無かった馬匹取り引きが身近に感じるプロジェクトに思える。

日本の日曜金亀、欧州では座席人と、血統の画一化が進む今、あのクラウドファウンディングの成功は競馬の未来を暗いものにせぬように必要である、と見える。

リヤンド銜油では半額でサクセスと相成ったが、多分、こちらは三冠馬の弟のようにはいきそうに無い。昔テレビでやってたマネーの虎と同じだと思って差し支えない。

欲を言えば、今日にも満額でマネー成立していれば、他のオーナーさんの気も変わり、プロジェクトと同父の他馬の種牡馬転向への道も開け、この父系の存続の可能性をより強固にできたのだ。
さもないと他のオーナーさんも踏み切れず、程なく去勢の運びとなるのは致し方ない。
そういった観点から、集金力は強いと言えないでいる。

コノママデハ全滅ダナー