競走馬としては3.5流

なんだろ、にちゃんの荒らしみたくてイメージ悪いが、我輩が「追っかけを気取ってる」競走馬のような登山家が、千原ジュニアと対談形式のテレビ番組である同種目の選手から、タイトルの通り酷評されてたのを思い出した。

7歳デビュー。他にも色々な特徴がある競走馬の話、応援していることがその馬を追い詰めているのだと、登山家の栗城さんを見てからこっち見て、不安に。
ネットに積極的な配信をし、出資者を募っているという共通点がある。誰もやったことがない事をやろうとしてるってのも共通点か。

登山家の実力って、素人からするとはっきりわからない。けれど競走馬の場合は初めて競馬見た人でさえすぐわかる。そこが、もうこの世にいない登山家とは違うけれど。

七大陸最高峰の、無酸素単独登頂という偉大な登山家でもなし得なかった目標を掲げつつ、動画の撮影機材背負いながら登って行く「ニートアルピニスト」と売り込んで挑戦し、キリマンジャロを皮切りに、エベレストを残すのみとなった。
達成を願う出資者がいたり、引きこもりにも希望を与えるキャラとして成立したが、エベレストでの失敗の連続と他のトラブルがあったりして、断念出来なくなって、最後の登頂を、最高難易度で挑戦しながら体調悪化で失敗し、下山中の事故で終わった。最後は指が無くなってた。

馬のほうは7歳デビューして種牡馬にしたいそうな。
リヤンドファミユなる、オルフェbullの弟がクラウドファウンディングで250万集めて、後見人には一口馬主クラブで主要な役員を務めるくらいの中央馬主も居ながら数年間で引退した。
血統面と競走成績が両立してこの現実だから、それ以下の馬の血を残すのは困難である。

バイアス掛かってるかわからん中で、我輩はこの馬の価値をクラウドファウンディンぐで問う試みに見える。
それで集まった金額が多ければその分、ヘロド系顕彰馬最後の産駒という希少種として価値が上がるという考えである。
何があってもいいから、掲示板の連中が言うような持ち逃げになっても出資出来るという人と金額だと、競走馬も、年間何千頭が生まれる。一頭の名馬の影には無数の走らない馬もいる。だから、競走馬のオーナーさんも中身はほぼボランティアというイメージである。だから、高知競馬所属馬馬主の絵本作家とか引き合いに出してる層とは話が合わん。
この馬と関係者を支持する唯一の理由は、血が残る方に掛けようとしている姿勢が残っている時、かな。

その馬のネット募金サイトに、馬の写真がアップされたけど、我輩が知ってる競走馬の世話と違う。
こんなのんびり洗い場に繋がれても平気な競走馬、見たことが無い。
現役競走馬を一般人まで触れるくらい敷居を下げた唯一無比の気性で、地方でも勝てる競走能力があれば、大変な名馬は大袈裟だが、ワイトくんには無い特技だと思う。種牡馬になってバイアリーターク系の再興なるんだろうか。乗馬と競馬の二刀流、って感じで。
というふうに宣ってると失笑買うんかな。へロド系再興など、エベレスト南西壁ルートからの単独・無酸素登頂と同様不可能なのに、それを理解出来ないで無茶な目標達成を目指す、まるで3.5流の登山家のスポンサーみたく、無知を利用してお金巻き上げるだけ巻き上げられてるのに気付かないマヌケな様を、お世話してくれている皆様にまで笑われてる不安が込み上げた。あんだけ負けたのに、悔しいという雰囲気が全く見えなくて、こんなもんなのかな。

そしていきなり競馬がつまらなく感じた。関係無いのに、ガチャをシノギに荒稼ぎした胴元所有の、武豊騎乗で新馬戦勝った高額馬名がドロ船にしか見えなくなるくらい。

まあ、競馬自体他に楽しみが無い。一流競走馬だろうが3.5流だろうがどうでもいいから、こういったことにしか興味を持てなかったんだ。

トップからのタイム差が3.5秒以内になれば上出来。それが応援やめる理由にはならないが。