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2017/01/23 09:12
AJCC総括
AJCC総括
今回の本命はリアファルで惨敗。
4角後退を見て一昨年の有馬記念が想起され再度の故障を心配したが現在、敗戦に際し陣営や騎手からのコメントで明確な理由が語られない。
単純にパドックから入れ込みが激しく戦前の消耗の影響が全てだったような気もする。
しかし、もし故障では無い場合、そのものの競争能力について疑ったほうが良いと考え改めて考えてみた。
今回、2勝馬と勝ち味に遅いステイヤーであるタンタアレグリアが勝ちきった事を考えると非常にタフなレースとなった。
リアファルの過去結果を出したレースは平均よりスローなレースが多く、今回の
AJCCは過去7年で最も時計の早い決着となり、時計が試される展開。
前半よりクリールカイザー、ミライヘノツバサと並走し先行。
前半、35.8(12.6-10.8-12.4)とハイペースを牽引。
後半に掛けて、マイネルフロストが仕掛けたのを皮切りに上位入着馬も次々と早めに仕掛ける、キレ味勝負では無く体力勝負の消耗戦になった。
戦前の予想として、姉のマリアライトのように時計が試される消耗戦にこそ、リアファルの真価が発揮されると考えてた。
中山で実績の少ないゼンノロブロイ産駒がこのレースを勝ち切る為にはこのような展開が最も理想で勝ち馬であるタンタアレグリアはゼンノロブロイ産駒のステイヤーでもある事からリアファルにとって望むべき展開だったと考えていた。
現時点で簡単に総括すれば、単なるスロ専の瞬発力の高い先行馬という評価が合理的な気がする。
しかし、AJCCの結果のみで単純な総括を行う事は危険。
どのように復活することが出来るか不明では有るが今後のリアファルのレースを注視して見てみたい。
そして神戸新聞杯で魅せたその能力が復活することを期待したい。
タンタアレグリアの勝利は非常に良かった。
今年のステイヤー路線で再度活躍しゼンノロブロイを継承する種牡馬としてリアファルとともにその血を残して欲しい。
又、ゼーヴィントの安定した強さは今後のレースでの軸とすべき安心感を感じる。
ロベルト特有のスランプを経験しないようにその戦績を重ねて欲しい。
やはりミライヘノツバサは中山では強い。
このタフな消耗戦で善戦出来た力はアメリカクラシック2冠を制した母父のシルバーチャームの力だろうか。今後も目を離せない1頭となった。
シングウィズジョイの事故は非常に残念で気の重い結果にはなったレースではあったが、ルミナスウォリアーの善戦等を含め今後の予想に於いて多くの示唆を与えるレースだったように思う。
ワンアンドオンリーの取扱は相変わらずよくわからないが人気した際に買う馬では無いと改めて感じる。