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2017/04/16 21:45
皐月賞回顧【2】
勝ったアルアインの強さは先行力とロングスパートに耐えられる強い心肺能力か。
松山が途中少し位置を下げて一息入れさせたことも後半の爆発力に繋がった。
4コーナーでミルコの前に松山が切れ込み小競り合いがあったらしい。
そんな事も含め積極的で素晴らしい騎乗であったように思う。
ペルシアンナイトも非常に強い競馬。
インでじっくり脚を貯めて勝負どころできちんと仕掛けて良い瞬発力で伸びてくる。
結果少し仕掛けが早かった印象も有るがそれは結果論。デムーロの勝負強さの光る好騎乗だったように思う。
この馬こそ安定した強さ今後も魅せる存在になるような気がした。
レイデオロ、スワーヴリチャード、クリンチャーもこの展開に限っては然程能力差は感じない。
騎手の差がモロに出た印象。
とにかくこのハイペースでは通常と異なる能力が試される展開で何も判らない。
特に次走の日本ダービーでは距離も場所も全く異なり結果もそうなるように思う。
中では、ペルシアンナイト、レイデオロ、スワーヴリチャード辺りは次走も引き続き注意したほうが良いように感じた。
ダンビュライトは東京はどうだろう。連帯の可能性は有るが印象的には次走はいらないような気がしている。
クリンチャーは極端な展開であれば出番もあるが常に足りない印象。全く出番がないかも。
ファンディーナはダービーでも見てみたい。
距離適性としてはあわないような気もするがスローであれば昨年のマカヒキのようなレースで勝ちきるかもしれない。
今年のクラシックの混線ぶりは今回の配当の通り非常に難しいレースが続くように思う。
今回の皐月賞で改めて育成、血統の重要性を感じた。
勝ったアルアインは今年の池江厩舎の1番馬。ペルシアンナイト2着と独占。
それ以前も、オルフェーヴルを筆頭に、サトノダイヤモンド、トゥザワールド、ワールドエース、ダノンバラード等、特筆すべき成績。これは偶然では無く何かしらのノウハウが有るのかもしれない。
同じように1着のアルアインと3着のダンビュライトは両馬ともNF育成馬+サンデーRCで有ることも偶然では無いと思う。
こちらもオルフェーヴルを筆頭にワールドエース、ディープブリランテ、コディーノ、ドゥラメンテ、リアルスティールと豊富な実績を保有。
他にもG1レーシングやキャロットファーム等のクラブ馬の活躍もめざましく、これら傾向も偶然だと見ないほうが良いように思う。
ファンディーナは確実に強い。
しかし谷川牧場生産、ターフスポートのクラブ馬、牝馬では勝ちきれる条件が揃わなかったと見るべきかもなあ。