710件のひとこと日記があります。
2020/06/16 11:50
小説
「コンビニ人間」は2016年の芥川賞受賞作ですが
今年に入ってからたまーに1、2ページ読み進めていって面白いなぁとは思いながら一気読み程の夢中さはありませんでした。
だけど先月、集中読みしたらめちゃ面白かった!
またいつかリピ読みしたい!と思える小説です。
主人公の古倉さんは36歳、独身、恋愛経験がない女性で
コンビニの店員アルバイトを18年やっている
コンビニの店員でいるために体調管理やスケジュール管理をしている人です。
子供の頃から変わっていて
『小学生の時教室で女の先生がヒステリーを起こしてわめき散らし教卓を出席簿で激しく叩き
皆が「止めて」と言っても収まらないので黙ってもらおうと思って先生に走り寄ってスカートとパンツを勢いよく下ろした』
しゃべり方もコンビニの同僚を真似して同僚の泉さんと菅原さんをミックスさせたものであり
同僚が辞めたり新人が入ったりしたらしゃべり方も変わるとのこと。
読んでいる間ずっと古倉さんにはビックリさせられているのですが
どこか理解できるところもありました。
白羽さんという婚活目的でコンビニに入ってきた男性が登場しますが
まぁこの男がゲスでした〜(>_<)
古倉さんの友だち、妹、コンビニ店長、同僚等登場人物はおそらく普通の人です
でも読んでるとなんか変でした。
そんな普通の人たちにイライラする場面もありました。
この小説は150ページくらいで台詞も多く、
たぶんあっという間に読めるものだと思います
お勧めする小説です