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2015/08/20 11:02
高校野球におけるタイブレーク制について
高校野球で気になる事例の第３回目のお題は
「タイブレーク制」
昨年の全国軟式野球大会の準決勝ではサスペンデット制による４日間・実に延長50回に及ぶ死闘が話題になり、タイブレーク制導入についての議論に拍車がかかった。
硬式の選抜高等学校野球大会および全国高等学校野球選手権大会(全国大会・地方大会共に)では、ひとまず今年においてはタイブレーク制度の導入を見送っている。
高校野球特別規定(2015年度版)にはこう書いてある
・硬式
平成27年度の春期地区大会ではタイブレーク制度を採用する
春期都道府県大会、秋季地区大会ならびに同都道府県大会については主催連盟が各大会前に参加校に周知した上でタイブレーク制度を採用することができる
選抜や夏の選手権大会では前述の通り採用しない
・軟式
春秋地区大会および同都道府県大会ならびに全国高等学校軟式野球選手権地方大会(都道府県大会含む)では、主催連盟が各大会前に参加校に周知した上で、タイブレーク制度を採用することができる
ただし、全国高等学校軟式野球選手権大会ではタイブレーク制度を採用することとし、12回終了時に同点の場合は13回からタイブレークを開始する。
「タイブレーク導入開始回」以外については次のタイブレーク規定に準ずる
▽「タイブレーク規定」
(１)タイブレーク導入開始について
�。慌鷭�了時に同点の場合、10回からタイブレークを開始する
��12回終了時に同点の場合、13回からタイブレークを開始する
※主催連盟が� ↓△里い困譴納損椶垢襪�を選択するものとする
(２)無死、走者１・２塁の状態から行うものとする
(３)チームは、タイブレーク初回の攻撃を開始するにあたり打順を選択することができるものとする(次回以降は前イニング終了後からの継続打順)
�［哨繊璽爐六�前に配布する「選択打順申告用紙」にタイブレーク初回となるときの「先頭打者氏名」「１塁走者氏名」「２塁走者氏名」を記入する
�△海両豺腓裡何佑料�者は前項の先頭打者の前のものが１塁走者、１塁走者の前のものが２塁走者となる
(４)タイブレーク開始前に両チームの主将は本塁上に集合し記入済の「選択打順申告用紙」を球審に提出し、審判委員と両チーム主将が確認する
これ以降で守備側の選手交代およびポジション変更、攻撃側の代打および代走は認められる
(５)延長回に入り、降雨等でやむなく試合続行が不可能となったときは引き分け再試合とする
(６)タイブレーク開始後、15回を終了し決着がつかないときはそのまま試合を続行する。ただし一人の投手が登板できるイニング数については15イニング以内を限度とする
(７)決勝戦は原則として「タイブレーク制度」は導入しない
※「明治神宮野球大会」と「国民体育大会(硬式・軟式とも)」では両大会のタイブレーク制度を適用する
▽公式記録の取り扱い
これについてはここでは述べない
高校野球特別規定からそのまま書いたものなので、少し解りにくい部分もあるかなと思う。
軟式野球大会では通常のイニング上限回が７回なので、タイブレーク開始回が10回なのか13回なのかを選択できるという訳だ
ただし軟式野球選手権大会では13回からタイブレークに入る
また「タイブレークにおける公式記録の取り扱い」の記述もあるけども、これに関してはスコアブックの記入方法と絡むので機会があれば説明したい
硬式では甲子園本大会においては得点差によるコールドゲームはないし、タイブレーク制度も見送った。しかし組織委員などからは常時、議論や提言がなされているので近々ではあるけど導入される可能性は高い。
ただ夏の選手権大会は特に３年生にとっては最後の大会であって、タイブレークで勝ったとしても負けたとしても納得できるとは思えないんだよね・・・
中には甲子園本大会でも得点差によるコールドゲームを導入した方がいいのでは？という方もいると聞く。しかし激戦の地方大会を制して掴み取った甲子園出場を決めたのだから得点差で試合を決着させるのは如何なものか？と
高校野球においては日程や投手の酷使など様々な問題点は以前から指摘されている。タイブレーク制度の導入で大きな成果が得られるのかは疑問だなと。甲子園本大会を夏の選手権大会のみにしてもいいかなと個人的には考えている。本当の「聖地」とは？を考えるにおいては
(例えば春は神宮球場にして本大会出場校を16にするなど。その場合は現行で秋に行われる明治神宮大会は廃止すること)
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