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2015/10/28 10:27
中国麻雀における手役一覧(1)
中国麻雀における手役の数は81もある(日本で正式採用されている手役の数は37ほどだが)。中には日本では符として計算しているものも入っている。
一見では同じ役でも、鳴いていいものや(中国では食い下がりという概念がないため)解釈の違いからなのか名称が異なるものもあったりするし
それに俗に言う役牌2つや二暗刻、二槓子などの手役もある
そんな中国麻雀における手役の一覧を1点役から4点役まで掲載してみた(27個)
ーーー1点役ーーー(13)
・花牌(ファパイ)
花牌をツモってきたら''ファ''と発声し直ちに手牌の外に晒してリンシャン牌をツモる。1枚ごとに1点だが8点縛りには数えない
・自摸(ツモ)
ツモあがり、ただし不求人、槓上開花、妙手回春とは複合しない
※日本ではピンフ以外のツモあがりには2符加算される
・単調将(タンテャオチャン)
雀頭‐4面子の形の単騎待ちで、多面待ちでないもの(待ちが1つでないといけない)
全求人、全不靠、七対、七星不靠、十三幺、連七対とは複合しない
※日本では単騎待ちで和了ったときに2符加算する
・坎張(カンチャン)
嵌張待ちで、待ちが1つである手。多面待ちにはつかない
※日本では和了ったときに2符加算する
・辺張(ピェンチャン)
辺張待ちで、待ちが1つである手。多面待ちには付かない
・無字(ウーツ)
字牌を含まない手。断幺、平和、小于五、大于五、清一色とは複合しない
・缺一門(チュエイーメン)
萬子、筒子、索子のうち1色を含まない手。絶一門(ツェーイーメン)
推不倒とは複合しない
・明槓(ミンカン)
明槓を含む手
※日本の明槓では中張牌のものが8符で、幺九牌のものは16符になる
・幺九刻(ヤオチューク)
幺九牌の刻子を含む手。老頭牌と客風牌(コーフュンハイ)の刻子に付く
混幺九、九連宝燈とは複合しない
※日本の幺九牌では明刻のものが4符で、暗刻のものは8符になる
・老少副(ラオシャオフー)
同色の123と789の順子の両方を含む手
・連六(リェンリュー)
同色で連続した順子2つを含む手
例:234と567
・喜相逢(シーシャンフォン)
異色同数の順子2つを含む手。いわゆる二色同順
三色三同順とは複合しない
・一般高(イーパンカオ)
同色同数の順子2つを含む手。日本の一盃口にあたるが鳴いても良い
※日本ではメンゼン限定役(1飜)
ーーー2点役ーーー(10)
・断幺(タンヤオ)
数牌の中張牌のみで構成された手
無字、全帯五、全双刻、全中とは複合しない
・暗槓(アンカン)
暗槓を含む手
※日本の暗槓では中張牌のものが16符で、幺九牌のものは32符になる
・双暗刻(シュヮンアンク)
暗刻を2つ含む手
・双同刻(シュヮントンク)
同じ数の刻子を2つ含む手。いわゆる二色同刻
・四帰一(スークィイー)
槓子にせずに同種の牌を4枚使った手。七対とも複合することができる
一色四同順とは複合しない
・平和(ピンフー)
4つの順子を含み、頭が数牌の手(字牌は不可)
無字、三色双龍会とは複合しない
両面待ちでなくともよく鳴いていてもよい
※日本のピンフは、メンゼンでかつ両面待ちで頭は数牌か客風牌になる
・門前清(メンチィェンチン)
雀頭‐4面子の形で、ポン・チー・明槓をしていない門前ロン
全不靠、七星不靠、七対、十三幺とは複合しない
※日本ではメンゼンでロンあがりすると10符加算される
・門風刻(チュェンフォンク)
自風牌とも言う。日本では飜牌や役牌と言ったりする
・圈風刻(チュェンフォンク)
場風牌とも言う。日本でいう飜牌のひとつ
・箭刻(チィェンク)
三元牌の刻子で、日本でいう飜牌のひとつ
ーーー4点役ーーー(4)
・和絶張(フーチュエチャン)
場に既に3枚晒されている牌であがった手。搶槓和とは複合しない
・双明槓(シュヮンミンカン)
明槓2つ、または明槓と暗槓を1つずつ含む手
・不求人(プチューレン)
ポン・チー・明槓をせずツモあがりした手。自摸とは複合しない
十三幺・全不靠・七対の形でも付く
※日本ではメンゼンツモにあたる
・全帯幺(チュェンタイヤオ)
全ての面子と頭に幺九牌を含む手。日本では字牌が入っているものを混全帯幺九(2飜)、そうでないものを純全帯幺九(3飜)としているが、中国麻雀ではその区別はない