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2016/02/06 06:09
羽生善治にとっての王将戦
第1局は矢倉、第2局は角換わり、第3局は相掛かり
そしてこのシリーズ初めて後手番が勝利
第4局はどういう戦型になるのだろうか?
2月16、17日に青森県弘前市の「弘前市民会館」で指される
羽生が先手番だから横歩取りか矢倉か
羽生善治にとって王将戦は特別な意味があると思う
今から20年前の1996年2月14日
第45期王将戦で4ー0のストレートで谷川浩司から王将位を奪取して史上初の7大タイトル独占を果たした
この出来事は今でも鮮明に覚えている
何せスポーツ紙が将棋のタイトル戦を1面に持ってくるのだからね
(とは言え王将戦の主催者はスポーツニッポン新聞社)
現在はないが、「マリンピアくろい」の対局室(16畳ほどだったという)に七冠独占を果たした直後集まった報道陣は222人!
あんな狭い部屋によくあれだけの人数が(゚д゚)
前年の王将戦は最終局千日手指し直しの末に敗れたものの(奥入瀬決戦)、そこから1年かけて六冠を防衛して再度七冠の挑戦が獲られたというのがスゴい
第4局の1日目にかなり酷い熱がありながらだもんね
あれから20年経った現在でも名人、王位、王座、棋聖の4冠を保持していて、今期は7期ぶりの王将復位がかかっている
ちなみに七冠在位期間は約4ヶ月だった
5冠も久しぶり聞くような
いつ以来だろうか?
また竜王以外の名人、王位、王将、王座、棋王、棋聖で永世称号を持っている
(原則名乗れるのは引退後だけど名誉王座は現役中でも60歳を過ぎれば名乗ることができる)
あと唯一の「名誉NHK杯選手権者」でもあったりする(通算10回優勝)
通算獲得数は
竜王6、名人9、王位17、王座23、棋王13、王将12、棋聖14の合計94
100の大台が徐々に近づいてきた
竜王はもう13年獲れていないがメモリアルで狙っているのか?
ニコニコなんかでは「鬼畜眼鏡」と言われたりする
衰えを隠すことなんかできない。しかし若手がいまひとつ足りない
今年の2月14日は日曜日なので競馬(府中で現地観戦)があるがバレンタインデーと合わせて羽生善治ネタみたいな感じになりそうな予感がする
羽生結弦との''はぶ・はにゅう対談''の実現もして欲しい
さらに言うと今年は棋士・村山聖(さとし)九段(1969〜98)の生涯を描いた大崎善生のノンフィクション小説「聖の青春」が映画化される
羽生善治は彼のことを今でも「村山くん」と言っているもんな
将棋世界の2月号に羽生善治と谷川浩司の対談が掲載されている
何やら村山聖役は松山ケンイチだとか