告白

１２月１１日、この日のリキちゃんの散歩はＢコース、近くを流れる１級河川の土手を歩くコースです。たまに河川敷に降りてボール遊びもします。その河川敷には３匹の猫が暮らしています。去年は２匹だったんだけど...
この日は猫には会えませんでしたが５０メートルほど離れたところで小動物を見かけました、犬ではありませんタヌキです。
１２月１３日は猫と会えました。特に変わった様子はありませんでした、お互いに警戒しているのかもしれません。
そして１２月１５日、猫の小屋の近くに何かあります、恐るおそる近づいてみると毛が半分ほど抜けて皮膚がむき出しになったタヌキがぐったりと横たわっています。私が近づいても動きませんが呼吸はしています。一体何があったのか見当がつきません。
ペットボトルの水を口元へ垂らすと舌を出して舐めます。
猫用ですがドライフードを口元において帰りました。
東京都の福祉保健局へ電話をして事情を伝えました。段ボール箱かポリバケツ等で捕獲したのちにまた連絡をくださいとの事、約２時間程度で業者を向かわせます。
「その後はどうするんですか？」
「殺処分します」
「保護してくれる団体はありませんか？」
「ありません」
野生動物の死骸は他の動物の餌になると千葉県のホームページに載っていました。
殺されて焼却処分が良いか、カラスや他の動物の餌になった方が良いのか。法律の事は良く分かりませんがまだ息のあるタヌキを見殺しにしました。
タヌキと猫と人間の間に何かあったのでしょうか。
その後、１匹の猫とは会えましたが。