27件のひとこと日記があります。
2016/04/11 00:32
騎乗の差
土曜日のニュージーランドトロフィー。
このレースで2着になったストーミーシー号。
鞍上は江田照男騎手だったのですが、周知のとおり騎乗停止処分を食らいました。
この騎乗、馬に乗ったことも触ったこともない私が言うのもなんなのですが、心底ひどいと思いました。
右にヨレているのを分かったうえで、かつ今のルールでは降着になりにくいのを分かったうえで、騎乗停止覚悟で他馬に危険を冒してまで勝ちに行き、しかも勝てないという・・・ベテラン騎手が何やってるんでしょう・・・
本当にかっこ悪いし、若い機種が同じような騎乗をしたときに叱ってあげるような存在であるべきお方が、素人でもわかる糞騎乗で勝ち損ねるという・・・
心底残念でなりません。
それに比べ、今日の桜花賞には胸が熱くなりました。
馬券は、レッドアヴァンセの単勝と、同馬とジュエラーを中心に3連単で勝負しましたので、撃沈。
それはいいとして、私が最も感動したのが、ラベンダーヴァレイに騎乗した、戸崎騎手の騎乗。
最後の直線、自力で勝るメジャーエンブレムを、右隣のウインファビラスとの間に閉じ込めるために、コースを防ぎに行ったあの判断。正直シビれましたね。
あれは反則でもなんでもないし、自力に劣る馬が勝つためにとった戦略に他ならないので、胸が熱くなりました。
どちらの騎乗も、馬の邪魔をした騎乗です。しかし、天と地ほどの差がある。
サッカーにたとえましょう。
江田騎手の騎乗は、自陣ペナルティエリア付近でキーパーと一対一になりそうな絶体絶命の場面で、ディフェンスが相手をファール覚悟のスライディングで止め、一発レッドカード。そして結局PKを決められ失点。
それに比べ戸崎騎手の騎乗は、販促にならないショルダーチャージで相手FWをふっ飛ばし、ピンチをしのごうとしたようなものです。
結果は戸崎騎手のがんばりむなしく、ウインファビラスが内にヨレてしまったので、メジャーエンブレムが出てこれてしまったわけですが、結果的にはあの好プレーがメジャーの勝利を阻止した原因の一つにはなっています。
騎乗の差。土曜日に残念な騎乗でがっかりした気分が、戸崎騎手のガッツあふれる好騎乗で一気に晴れました。
正直戸崎騎手の事あまり好きではなかったのですが、この騎乗は本当に熱い気持ちになりました!ありがとう!!
皐月賞は現地参戦です!!