97件のひとこと日記があります。
2019/02/03 07:22
早朝独り言、予想中になんとなく思い出して
中学生の頃サニーブライアンを応援していた。
競馬ブックの右のページに名前の載っている地味な騎手が乗る人気薄の逃げ馬が勝つ姿が爽快だった。
大レースを勝つ騎手のメンツがいつも同じなのがなんとなく気に入らなかった。
本番を前にセイウンスカイが地味な騎手からメジャーな騎手に乗り替わったのもなんとなく気に入らなかった。この地味な人がG1を勝てばなんとなく面白いんじゃないかと思っていたからだ。逆にサイコーキララは最高だと思った。
大好きだったダビスタやウイポでは地味な騎手を乗せ続けた。
そう、私は天邪鬼な子供だった。
余談だがみんなと同じものを応援するのが嫌だった私は九州の田舎で一人だけヤクルトの帽子を被っている小学生だった。そんな物地元に売っていないので、わざわざ関東に住む叔父が買ってくれた帽子だった。
話を競馬に戻そう、その後もテイエムオペラオーやナリタトップロードといった人と馬の絆を感じる馬を私は応援していく。
しかし、競馬に関する知識が少しずつ増えている頃になると「前のレースでへぐったから乗り替わりも仕方ない」「大レースにこの騎手が空いているなら乗ってもらいたいわな」といった考えに徐々に変わっていく。
そして今ではすっかりトップジョッキーや外人騎手に乗り替わりになっても平気な大人になってしまった。
まぁ、それは私の中で競馬の主役はあくまでも馬だという考えに至ったからで、短い現役時代の間により活躍してもらうにはより上手い騎手に乗ってもらった方がいいのではないかと素人ながらに思っている。
それでもたまに地味な騎手が勝つと「おっ」と少し嬉しくなるのは私の中の天邪鬼がまだ少し残っているからだろう。