マイラーズC プチ考察 前編

基本斤量の改定が行われた
2012年から7回分を考察します。

近10年に満たないので改定前と改定後の比較もして有利な馬を探してみます♪

結論から言うと
・4.5歳馬が強く
・G1勝ち馬が弱い
・京都巧者が強い
・別定戦のルールの穴が通用する
・適性と相手関係さえ合えば
OP勝ちの実績でも勝ち負け

となっています♪

先ずは現行条件の確認と
旧条件との差を

wiki等で確認して頂きたいですが

旧条件は基本斤量57k
現行条件は基本斤量56k

別定の条件は基本的には同じです。

近1年内のG1勝ち馬は+2k
(牝馬限定G1勝ち馬は除く)

近1年内のG2勝ち馬は+1k
(牝馬限定G1勝ち馬は含む)

近1年を超えるG1勝ち馬は+1k
(牝馬限定G1勝ち馬を除く)


それぞれ比較し易い様に過去7回分を調べます。

その前に斤量1kの負担が与える影響は

一般的に

0.2秒=1馬身の差が生じる

と言われています。

この事が本当なら全馬同じ増減なら比較する必要は無い事になりますが
年齢別に成績を見てみると


旧条件

4歳馬(1.2.3)
5歳馬(2.2.2)
6歳馬(3.2.2)
7歳以上(1.1.0)

現行条件

4歳馬(2.4.0)
5歳馬(3.1.5)
6歳馬(1.1.1)
7歳以上(1.1.1)


面白いのは旧条件だと6歳馬が強い事です！
この事は後に考察する
安田記念
ヴィクトリアマイルにも関連しているので
敢えて取り上げました。

安田記念は6歳馬が強く
VMは4歳馬が強いです。
同時期、同コースでこの差は
この基本斤量が原因と思っています。
安田58K
VM57K(牝馬55K)なので。

少し脱線しました‥

データに戻ります。

なので
基本斤量が増えると6歳以上馬が
基本斤量が減ると4.5歳馬が

それぞれ好走する様になります。

0.2秒を全馬のタイムから引いてもこの結果の説明が出来ないのが分かって頂けるかと思います！

単純に斤量は着順に影響を与える事。
特に身体が出来ていない4歳馬が影響を強く受けると私は考えています。

安田記念の前哨戦という事で馬の質は開催日が1週変わっただけで変わるとはとても思えません

この事から単純に斤量が増えるのは
4.5歳馬にとって相当なハンデだとこのデータから伺えます♪

ネット競馬の記事では
58kが好走しているから狙い目とありましたが‥

真逆の結果が出ているのが
斤量増の馬の成績です。
ピックアップしてみると

旧条件

+1k(4.2.2.13)
+2k(0.0.0.1)


現行条件

+1k(3.1.0.4)
+2k(0.0.0.4)


斤量の上限が下がったので
前年のG1勝ち馬(+2Kの58k)
の出走は微増したものの
好走には至らず4着以下
上位人気で負けているのもポイントです

4歳リアルインパクト1番人気
5歳エイシンアポロン4番人気
4歳グランプリボス11番人気
4歳カレンブラックヒル1番人気

+1kの実績馬自体の出走数は減少ですが
好走率は高くなりました。

ポイントはこの斤量増組が激減している事です。
各陣営がかなり嫌っているのが分かりますね！

不利な条件なのに好走するという事は顕著な何かを持っているからです。

57kで連対した馬は4頭

5歳グランプリボス5番人気1着
6歳イスラボニータ2番人気1着
4歳馬サングレーザー4番人気1着
8歳ダノンシャーク5番人気2着

全馬に共通しているのは
過去のマイルCSで3着以内歴です。

イスラ、ダノンは複数回の好走歴があり

ボスとレーザーは他に前年のスワンS勝ち

非常に高いコース適性が必要なのが分かります


今年の斤量増は

モズアスコット58k
前年2着、スワン2着

ケイアイノーテック58k
2歳デイリー杯3着
500万2着

ダノンプレミアム57k
初京都

負けた57k馬は

前年のマイラーズC勝ち馬(56kで)
シルポート2013年
レッドアリオン
クルーガー

NHKマイル勝ち馬の
マイネルホウオウ

この事により
モズアスコット
ケイアイノーテック
の好走は非常に厳そうです。

ダノンプレミアムはと見ると
初京都
基本斤量にプラスでの好走歴なし

相手関係的に勝ち負け必至ですが
単純に過去の好走馬と類似もしません
なので

文頭の結論をクリアしてるのが
56k組に居るかどうかで判断したいと思います

長文を読んで頂きありがとうございます。

続きます