心の濁り的論 2021 宝塚記念3日前

ユニコーンライオン
募集価格は50万×400口、
つまり2億円
競り合っての価格とは言え、
期待馬だったのだろう

しかし高価格馬は意外と走らない、
そんなイメージがある

僕のような下々の者にとっては「ざまぁみろ」、
溜飲を下げる、そんな感じだ

しかし根っからの天邪鬼の僕は、
そんなことが続くと、さらに考えが変わる

ガンバレ、と

要は、烙印を押されたものが這い上がるのが見たいだけ
高額馬だろうが、もがき苦しむ者は応援したくなる

ただし、人気薄の間だけ

そこに濁りを見る、自分の
上澄みの底に潜む、
時間をかけて凝り固まった濁りを

年をとり、その濁りの詳細が見える気がする
ひもとけばそれらは一つ一つの粒
おぼろげながら見えてくるその粒の正体

いや、見える気がするだけ、
かもしれない