314件のひとこと日記があります。
2022/01/17 21:18
平凡に 2022 フェブラリーS 34日前
”
「馬なり調教じゃ強くならない」と、やゆされたこともありました。
当時は追い切りでムチをバシバシ入れ、レースのような時計を出すの
が当たり前の時代。私は「調教はすごい時計を出すことが目的ではな
く、馬が気分よく走れるように、もっと速く走りたいと思うようにす
るもの」と考えてきました。今はその考え方を多くの人が持っている。
これはうれしいことです。
https://p.nikkansports.com/goku-uma/guide/column/article.zpl?topic_id=10139&id=202111050000096&mode=past&year=2021&month=11&day=5
”
日刊スポーツ「極ウマ」での藤沢和雄調教師のコラム(2021/11月)の一節です
今までの調教であったなら埋もれいたその才能も、
この調教によって開花したことも多数あったのでしょう
しかし僕はこうも思うのです
ひょっとして、新しい調教法によって埋もれていった馬もいたのではないか、と
その数はわずかだとしても
調教法一つの問題ではなく、いろいろな人間との相性、関わり方、
飼葉の与え方一つの何気ない仕草が、そういった少しの変化が、
ありとあらゆる環境すべてがその個々の成長に別々の影響を与えると考えれば、
誰もがそのすべてを網羅することなど出来ず、
オールマイティーな正解などこの世のどこにも存在しないのだろうと思うのです
まして自分以外の気持ちは知るよしもないのだから
そして当事者はみなその中で悪戦苦闘している、暗闇でもがき続けている
光なるものが見えたとして、あるモノはその光を信じ突き進み、あるモノはその光を半信半疑ながら進む
あるモノはその光を疑いまた暗闇を目指し、あるモノは歩を止めその場を良しとする
他人の価値観を振り払ってしまえば、決して"進み"を善しとすることもなく、またその場に"とどまる"ことを悪しとするわけではない、
そうも思う
ただ、価値観を振り払うなどと言うことは普通、出来ない
だから、難しい
僕はホースマンではないので、調教方法の話をするためにこの日記を書いたのではなく、
「大学入学共通テストでの東大死傷事件」に無理矢理繋げるための前振で書かせてもらった
この事件、親が云々、そういった話がこの先出てくるはずだ
「勉強だけが人生じゃないのに」、
「もっと早く気づいてあげれば」、
「育て方が」と
一生懸命育てていたのだと思う
衝突も沢山あったのだろうと
幸せな日々もあったのだろうと
その子のことを想い、しかし親は自分の未熟を感じながら、
毎日をその子と過ごしていたのではないか
勝手ながら、そう想像してしまう
子を持つ親としてはこの事件、非常に切ない
「ただ平凡に」
非日常ではただそれだけが、
願いになるのだろう
-
五間梯子さん
>(株)こな&バチ男さん
育て方がどうだったかは、孫を見ると判るという人もいますが、
そもそも結婚するかどうかも判らん時代ですからねぇ(笑) -
子育てに関しては私も日々反省して生きています。
反省しているはずなのに、次の瞬間には忘れて繰り返してしまう日々…
本当にむずかしいですねぇ。
いつか、あの接し方、育て方でよかったのかも。って思わせてくれる日が来るのではないでしょうかねぇ。願望 -
五間梯子さん
>(株)こな&バチ男さん
僕は最近、息子への接し方や育て方が良くなかったんだろうなぁと、思うことがよくあります。
そして僕はその言い訳を探して、こんな日記を書いたようにも思うんです。
なんか、いろいろ難しいですね(苦笑) -
五間梯子さんの考え方がめちゃくちゃ好きです。同感です。
事件も事故も最悪の事態を望んで生きてきた人間なんていないはず。
推し測ることにも限界はあるのだろうけど、それでも高い所から石を投げるだけってのはあまりにも…
これは競馬においてもたくさん目にすることだと思います。 -
(株)こな&バチ男さんがいいね!と言っています。
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五間梯子さん
>お主何者さん
お疲れのところコメントありがとうございます。
僕もよく判りませんし、判る人はいませんよね。
ぐっすりお休みください。 -
お主何者さん
お疲れ様です
私には難しい事はよく解りませんが何が正しくて何が間違いとかは
お馬さんにしても調教師さんにしても
勝負の世界は正解はどうなんでしょうね
ダービー馬になれば正解?三冠馬になれば大正解ですね
何千頭?何万とう居ても頂点のレースに出れるのは18頭迄
そのレースに出れるだけでも凄いことですね
睡魔が頭が難しい事になると眠く鳴りますね
おやすみなさいw -
五間梯子さん
>ふるうまさん
どの調教が良かったかは僕には判りませんが、ミホノブルボンはあのスパルタ調教で2冠馬になったことだけは事実ですものね。 -
ふるうまさん
同感です。ミホノブルボンは戸山為夫先生でなければダービー馬になれなかったでしょうし、「馬優先主義」が全てに功を奏する訳ではないですね。
こういう思考の人間が医者にならなかった事が幸いでしょうか。