幼い恋の思い出と　2022 スプリンターズS 74日前

年を取ると、遠い昔の記憶なんて忘れてしまう
でも、いつまで経っても残っている記憶もある

小学３年の頃、僕のクラスに３人の転校生が来た
大っ嫌いな先生への苛立ちにさいなまれた３、４年生の頃の話だ

僕はその転校生の一人に恋をした
「キャロライン洋子に似ている」（古っ！）と思った
ハーフのような顔立ち、そばかす
キャンディキャンディの歌（古っ！）のフレーズ、「そばかすなんて気にしないわ」
そんな歌詞と共に記憶に残っている
その子は２年後、唐突に転校していった

不意な別れは惜別の情を色濃くさせる
そしてより深い思い出として、心に刻まれたのかもしれない

高校生になった僕は電車通学をしていた
学校をサボって帰ろうと、普段乗らない電車に乗った時、彼女に似た人をその電車の中で見つけた
僕の降りる駅まで１２分
僕は声を掛けようか迷いながら揺れていた

僕の降りる駅が目の前に迫り、電車がスピードを緩める
ほぼ止まりそうになってから、僕は一人で座るボックスシートを立ち上がり、彼女の立つドア横を通り過ぎ、電車を降りた

降りてから僕は振り向き、僕は初恋の人の名を疑問形で呼んだ
すると彼女はビックリした表情をし、僕と目が合ったまま固まった
僕らはそれ以降、何も発する事もなく、ドアは閉まり、電車は出て行った

なぜかそんなことを思い出させた、あるユーザーの退会でした
う〜ん、そんな僕の淡い思い出とリンクさせたくないんだが……