自信の一頭　スプリンターズS 27日前

自信のあるレースは年に一二度ある
札幌記念のグローリーヴェイズがそうだった
そして結果は、掲示板にも載らず

そこからわずか一週を隔て夏競馬の締めくくり、新潟記念
カラテもまた自信の一頭だった
ただいずれの自信も、理由は芯の通ったものではない
目に見えぬ力に押される、そう言ってしまった方が早いくらいのモノだ

そして賭け方はと言うと、直前の札幌記念の事もあり、単勝へは怖じ気づく
かといって複勝で大きく、ともならない
単複それぞれ迷い、迷ったあげく複勝ほどほど馬券

カラテの完勝を見て、嬉しさに情けなさも半々
あげく良くある言い訳を思い浮かべる
今日の取り分は、いずれの負け分
大きく獲れば、大きく負ける
ほどほどの複勝に見せかけの道理を当て、平静を保つ

あぁ、負けてもいい金でギャンブルをやっているくせに、このセコさ
僕は何を目指しているのだろうか
そもそも馬券を獲ってなければこの日記をあげただろうか

当たってもなお酒を不味くしようとするこの思考回路は、一体何の因果だろう