結婚記念日２

うちの嫁さん、以前勤めていた職場で、さっき書いたこのお祭りで民謡流しをさせられていた
いやいやだったが、やってみると楽しかったそうだ
変な空気につつまれ、おかしな気分になったのだと

今の時代、民謡流しなどいかがなものかともいもう
でも、
自分から楽しもうと思えば楽しめるものなのだ
一人一人は冷めた気持ちでいても、わずかにいずる「楽しむ」気持ちをお互いに感じあい、
それが祭りという一つの大きな柱を目指して集結しだし、かたまり、
その大きな力が冷めていた心に響き、冷めた心を溶かし、熱くする
昔の人が長年楽しんでいたものは、そう悪くはないのだと思う

「踊る阿呆にみる阿呆、同じあほなら踊らにゃ損損」
うちの祭りの言葉ではないが、すべてのイベントはこの言葉に尽きる、と思う
冷ややかな目をする時間の増えた僕も、たまにこんなことを思う

このまつりの始まったきっかけ、太平洋戦争での我が町への空襲
その空襲が始まった時間にあわせて今年も花火があがった

僕は明日からの大花火に心をさらわれ、浮かれ、78年前に空襲のあった今日を楽しんでいる