選択の自由

激流に憧れながら、穏やかなる波を選び漂う

いざ激流にのまれたとき、僕はどう対処するのだろう

激流とは言わずも、その前兆はいくつかある

しかし心配しつつも、見て見ぬふりをして過ごしている

そしてその時は、おそらく近づいている

対処できる自信もない

年をとればなおのこと

さて、どうするか

未来に向けての準備も怠る性格

そのことが一番の元凶だろうことは解っている

にもかかわらず、どこか楽観視する自分がいる

それは後の災いの元でもあり、しかし救いでもありうるのだろう

なるようにしかならぬ

今はそう思いながら時を送るだけの自分がいる

独り身なら諦めもつくが、そうでないところが悩ましい

かと言って独り身なら、僕はとっくにこの世から離脱している気もする

苦しみを幸せと思えるほど達観はしていないが、なかなかに人生は難しい

ただ、その人生の選択は自分で決めることができる



あぁ、競走馬に幸あれ