39件のひとこと日記があります。
2020/05/10 19:23
レシステンシアは好きだった昔のある馬と少しかぶる
その馬は金鯱賞を3連覇しました。
ジャパンカップと宝塚記念を勝ってます。
有馬記念は2回2着しています。
この3行で分かった人は結構いるかもしれませんが1行目だけで分かった方は競馬結構詳しい方かもしれません
そう、その馬の名は…
タップダンスシチーです。
この馬はハイペースで飛ばしてなし崩しに脚を使わせて走るところが好きでした。
サンデーサイレンス産駒飽和状態の時期の競馬はスローペースからの瞬発力勝負こそ近代競馬の典型とされていた時期であり、この馬のレースはそういったものを無視していて型破りで面白かった。
※もちろんサイレンススズカというサンデーサイレンス産駒の例外も大好きでしたけどね
この馬が好き過ぎて1つ学ばせて貰ったことがある。なぜあんな好タイムで走って宝塚記念でも好走できるのか?1回目の宝塚記念チャレンジは3着。2回目の宝塚記念チャレンジで優勝。3回目は残念ながら7着に敗れた。いずれも金鯱賞1着をステップに挑んでの結果だった。
3回目の敗因は何か。加齢と答える人も居るだろう。確かに生涯ストレスは溜まる一方なのでそれも否定は出来ないが、ジャパンカップで一昨日アーモンドアイに破られるまでレコードホルダーだったアルカセットのレコードを作るきっかけを作るほどのハイペースで飛ばしてもさほど惨敗しなかったこの馬があの宝塚記念で終わっていたとは私には思えない。ならば別の原因がある。
やはり宝塚記念の前走にこそ答えがあるのではないかと。その3回目の金鯱賞はタップダンスシチーらしくないレースをして勝ったのだ。スローペースに落として勝ち、その後の宝塚記念で7着に凡走した。
ここで仮説を立てた。
普通ならスローペースで少ししか脚を使わなかった方が負荷は軽いと考えるだろう。
だが、それはどの馬にも当てはまるのか。この馬は大型馬だから、ペースを落として再加速する際、自分の体重分の加速をしなければならず小柄の馬よりも負荷が大きいのではないか。そう考えると宝塚記念でまさかの7着に敗れた理由としてもいくらか納得できる。
タップダンスシチーはその年の有馬記念で引退したが、その後、同じ佐藤哲三騎手がお手馬にしていたアーネストリー等色んな大型馬を見て観察したが、やはり大型馬というのはレースラップに起伏があるほど凡走しやすい傾向にあることがおよそ正しかったと思う。特に近年高速馬場で強い大型馬の成績を見れば歴然である。
レシステンシアは500kgを超える馬ではないが、牝馬の方では馬格はある方で、やはりレースぶりを見てもある程度平均速めで飛ばしてなんぼというスローでは持ち味が生きない馬だ。この馬は逃げ馬でマークされる立場だから今後も勝てないと見立てて居る人も多いかもしれないが、高速馬場で緊密なレースラップで走って捕まった経験はまだないし、個人的にはまだまだGIを勝つ可能性が高いと期待している。