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2021/04/15 12:24
皐月賞展望
高速桜花賞と打って変わって真逆のバイアスになりそうな今年の皐月賞。先週の馬場もなかなかタフな外差し馬場。加えて土日は雨の予報。こっちは欧州型の血統が有利になりそう
まず弥生賞から
弥生賞と皐月賞の違いについてある程度詳しい人なら説明不要と思うが、簡単に言うと弥生賞はたいていスローからの瞬発力勝負で軽い馬場。対して皐月賞は激流のタフな馬場でリンクしにくい。弥生賞が遅くなかった場合はリンクする(2016年マカヒキは弥生賞馬で皐月賞2着)
今年は流れが遅かったので勝ったタイトルホルダーよりはキレ負けしたダノンザキッドの方が好走する確率が高い従来の逆絵パターンになる
続いてスプリングS
共同通信杯で負けたヴィクティファルスが勝ったことと、時計的にレースレベルが低いと思わがちだが、このレースは向正面の7mの強風が影響した部分が大きい。アサマノイタズラは向正面で外目の6番手に居たが、半分くらいは風除けがなかった上に、早めに仕掛けて2着に粘ったのだから強い。逃げたワールドリバイバルも向正面で終始先頭で早めに捲られたにも関わらず4馬身差程度の負け方なら本番では逆転する可能性も十分ある。勝ったヴィクティファルスは池添騎手が好騎乗だった。他馬がバテるのを見越したのかトライアルで権利取るためだけの意図だったかは分からないが、一呼吸置いてから追い出したのが功を奏して、直線も一番良いところを通った
共同通信杯を完勝したエフフォーリアだが、中山適性はまだ分からない上、他馬が向かない流れの中での完勝、トライアルでスローを前で運んで本番では逆の流れできつくなるので脆さを見せる可能性もある。なお2着のヴィクティファルスは外外回らされたし、5着のステラヴェローチェも直線スムーズではなかったし重斤でスローになった分きつかったのもあるので速い流れならもっと接戦になった可能性もある
すみれS勝ちのディープモンスター、京成杯勝ちのグラティアス、若葉S勝ちのアドマイヤハダルらはいずれも中頭数以下のスローを先行して楽な競馬をしているので本番の激流でも揉まれたら嫌気をさして惨敗もありえる。いかにスムーズに揉まれずに競馬できるかが好走の鍵。幸いにも道悪だと揉まれにくくなる点は好材料だが、時計のかかる馬場というのは心肺機能を問われるのでレース間隔が開いている方が不利ではある
個人的に好走しそうだなと思っているのはアサマノイタズラ、ダノンザキッド、ラーゴムの3頭