ゆたかくんの諦観、岩田くんの決意、福永くんの秘術

タイトル通り、どベタ。
ゆたかくんを入り１０００ｍ５９秒台で行かしたんではおそらく勝ち残られるとみての、岩田くん絶妙のスタート?スパイラルまでの内からの張り出し。２４年前の記憶はいまだ鮮明であろうゆたかくん、相当仕掛けてきっちりＪＲＡローカルルール通りのジェンティル１身切ってのイン移動、相当脚遣わされましたね、ここ！
さらにすざましいばかりの岩田くんの追求、内からダイワファルコン、外からレッドスパーダ、さらに押して仕掛けてダノンバラードひきつれた４頭雁行のトウケイ後ろから突き隊のプレッシャーで、さしものゆたかくんも、まったくもって息を入れられませんでした。
結局４角回って突き放す目論見は、この時点でパー。
問題はどこでジェンティルがゆたかくん捕まえに出るかだけ！
残り２Ｆ標までじっくり待っての坂中残り３５０ｍ、若干速いんですが、こうたくんがＮＨＫマイルでジョーカプチーノに課したのと同じところ、ここでも３５．８であがってこれる、他は無理という岩田くん自信の抜け出しだったろうし、普通ならエイシンフラッシュ・アンコイルド・コディーノらの熾烈な２着争いを尻目に独走の形だったでしょう。ラスト２Ｆ１１．５の驚異的な抜け出しのところで、推定１１．０遣ってくる馬がいるとは、さすがの岩田くんも読めなかったのでは。それくらいの速さです、ジェンティルがトウケイ交わし切った直後は。先の後続追込勢、軽々突き放されてますもん。
というぐらい完璧な残り３００ｍでのＧＯ！やっぱり福永くん、ドンピシャで動けたし、よくぞあの耐久戦のあそこで動けたジャスタウェイ。愛馬が３４．６使うの、ライバルが３５．８で上がるの、完全に見切ってのＧＯでした。

３者３様の思いのなかで繰り広げられたラスト２Ｆの熾烈を極めた攻防、久々にみる素晴らしいそして忘れえぬ競馬のひとコマでした。

ＪＲＡさん、もっとこんな競馬やりましょうよ！
こんな死闘毎度毎度とはいわんけど、ちらっほらっとちりばめるだけで、集客力アップすること間違いなし、請け合います。
僕と同じような思いであの場面を捉えた人々は、決して競馬を諦めたり逃げだしたりはしないのです。客寄せのＡＫＢ・ももクロ、あまちゃんメンバー、およそ似ても似つかない相馬野馬追もどきの実演ショーも大いに結構だけど、そんなもんよりあの一瞬…。
ジェンティル抜け出した瞬間、エイシンやコディーノが苦しがりみるみる離れていくまさにそのとき、ドンピシャでエイシンたち前カット気味に小脚使ってジェンティルに襲いかかったジャスタ＆福永くんの人馬まさに一体となった、鬼神乗り移った刹那を