日和るな

議論百出を期待していた「美味しんぼ　福島の真実編」、発売元の急なトーンダウンで毎度おなじみのフェードアウトになりそうです。

政治家からの圧力というより、被災者のみなさんからの「もうそっとしておいてほしい」という要望にお応えした形なのでしょう。そのお気持ちに配慮するのは当然としても、高線量地域に入った後すぐ鼻出血するアグレッシヴな描写もあるぐらいなのだから、被災者のみなさんのお気持ちを損なわせるやも、２年余の取材を経て訴えたかったのでしょう。風化への防波堤？、経済性（と戦勝国及びウラン提供国フランスへの半エンドレスな戦後補償）のみを追求し、再発予防技術の裏付けほぼ皆無に等しい再稼働への警鐘？、脱原発?自然・再生エネルギーへの憧憬？こんなのも執筆動機なのかもしれません。

表現が厳しすぎ被災者のみなさんのお心に静ならん行き過ぎた表現があったにせよ、やはり貫いて欲しかった。福島にお住まいの方々だけでなく、この日本に住むすべての人びと（特にちびっ子とお母さん）にとって、逃げること避けることのできない問題だからです。

３年を経て、ますます被災地は置き去りにされ、（かねてより復興の礎と再三申し上げてきた）福島に解決のとばりすら見えない状況での一石、価値あるものにしてほしかったというのが偽わらざらん心境です。実際いろんなところでこの話題が熱く議論されていただけに…。残念です。

追伸：昨今のドネツク、ルガンスクでの親衛隊たちの夭折（変調よりだいぶ旗色悪そうなので、こう表現しました。かの愚連隊の資金枯渇は相当の様子、優良パトロンすら国有化命令嫌って寝返ってる有り様。頼りのユダヤ系資本はドル売り円買いの小銭稼ぎに明け暮れてる毎日、パレスチナ和平交渉を自分から決裂した尻拭いの国連での多数派工作資金捻出に余念無しというか余裕まったく感じられない今日この頃。このパトロンは何時もながらホント掴みどころがない。そりゃ齢2000年のボヘミアン、そんじょそこらのポット出とは年季が違う！）を見て取って、やにわにカジを北方に向け出したコマンドサンボの名手、ガスライン封鎖無し経済閉鎖でも１月余、だいたい読み通りでしたね。いかに苦し紛れのクリミア進攻だったか、推して知るべし。さて、太子党の当主様、鉄道利権の再配分途上なのに加えて、同じ穴のチベットやウイグル抱えて、ジョンソン礁にスカボロー礁、そうそうは付き合ってられず、握手して信頼醸成会議で物騒に一席ぶって、チャンチャンでしょうね。

クリミアも大分暫定政権側の巻き返し急を告げてるようだし、さてどうされるおつもりですか、皇帝様。よもや日和ってんじゃないでしょうね！