【新潟2歳S(G3)】 1)単勝3.9倍

【新潟2歳S(G3)】
1)単勝3.9倍以下は信頼できる
過去10年の単勝オッズ別成績は、3.9倍以下が【6.3.2.1】と優秀。特に1番人気で3.9倍以下の馬は【5.1.2.0】と複勝率100％である。以下、4.0ー9.9倍【2.1.4.24】、10.0ー29.9倍【2.1.2.36】、30.0ー99.9倍【0.5.2.52】、100倍以上【0.0.0.25】。30.0ー99.9倍からは2着馬5頭が誕生。08年15番人気2着ツクバホクトオー(単勝72.9倍)、09年15番人気2着フローライゼ(単勝46.8倍)、10年10番人気2着マイネルラクリマ(単勝33.2倍)など、人気薄が2着に入るケースが目立つ。

2)前走距離は1400ー1600mが狙い目
前走距離別成績は、1400m【8.3.4.49】と1600m【2.5.3.20】が優秀。3着以内馬30頭のうち25頭は前走1400ー1600mのレースに出走していた。1200m以下は【0.2.1.47】で、1700m以上は【0.0.2.22】。特に前走1800mは【0.0.2.21】と不振。04年2番人気6着インティライミ、08年2番人気12着ガンズオブナバロン、10年1番人気10着クリーンエコロジーなど、人気馬が期待を裏切っている。

3)3着以内馬は3ー6枠に集中
枠番別成績は、3枠【1.2.1.15】、4枠【2.1.2.14】、5枠【3.1.1.14】、6枠【1.2.3.14】が中心。過去10年のうち8年で3ー6枠が連対を果たしている。相性が悪いのは、1枠【0.3.1.14】と2枠【0.0.1.18】。過去2年を見ると、10年1番人気10着クリーンエコロジー(2枠)、同年3番人気12着リーサムポイント(1枠)、11年2番人気4着ダローネガ(1枠)と人気馬でもことごとく敗退している。7枠は【2.1.1.23】とまずまずだが、8枠も【1.0.0.26】と不振。10年9番人気1着マイネイサベル以外、3着以内に入った馬は1頭もいない。

4)オープン特別組と新馬組が中心
前走クラス別成績は、オープン特別組【4.2.4.34】(勝率9.1％、連対率13.6％、複勝率22.7％)と新馬組【5.5.5.69】(同6.0％、同11.9％、同17.9％)が中心。好走率はオープン特別組のほうがややいい。オープン特別組は昨年を除くすべての年で3着以内に好走している。未勝利組は【1.3.1.33】(同2.6％、同10.5％、同13.2％)。3着以内馬5頭のうち4頭は新潟の未勝利戦に出走していた。

【キーンランドC(G3)】
重賞に昇格したのが06年であり、同年以降の過去6年分のデータを参考にする。
1)函館スプリントS組は優勝馬が有力
前走レース別成績では函館スプリントS組が主力で【2.2.4.14】という成績。中でも同レース1着馬は【2.1.3.0】で連対率50％、複勝率100％とすべての馬が3着以内に好走している。ちなみに同レース2着馬は【0.1.0.3】、同3着馬は【0.0.0.2】、同4着馬は【0.0.1.1】という成績。一応、4着馬までは好走馬が出ているが、1着馬の強さが光る。

2)UHB杯組は大穴の可能性を秘める
もう一つの好ステップはオープン特別のUHB杯。前走同組の成績は【1.1.1.25】。出走馬の数は函館スプリントS組を凌ぐ。しかも、好走馬の内訳が08年タニノマティーニ(16番人気1着)、09年モルトグランデは8位降着ながら実際は12番人気で2位入線。同じく09年ドラゴンウェルズは13番人気で3着と、当日超人気薄での好走が多い。UHB杯での成績は5着以内であればOK。勝ち馬である必要はない。

3)アイビスSD組も好走馬がいい
その他の組ではアイビスSD組が【1.1.0.10】。好走馬は07年クーヴェルチュールと10年ジェイケイセラヴィでともにアイビスSDは3着以内に好走。あとはクイーンSからチアフルスマイル、マイラーズCからビービーガルダンが好走。芝1600m以上からの重賞組でも侮れない。安田記念組も【0.1.0.3】の成績。条件クラスからの挑戦はかなり厳しい状況になっている。

4)前々で競馬ができる馬が強い
脚質別成績は逃げ馬が【0.1.0.5】で好走したのは08年ビービーガルダンのみ。他の年は二けた人気馬がハナを切るケースが多くなっており、逃げ馬が不振とはまだ断言しにくい。先行馬は【5.3.3.20】で連対率26.7％、複勝率33.3％と好成績。前々で競馬ができる馬が強い。差し馬は【1.2.3.26】で連対率は差し馬の約1/3となる。追い込み馬は【0.0.1.26】でハッキリと不利。


By JRA-VAN様