【オールカマー(G2)】 新潟で行われた

【オールカマー(G2)】
新潟で行われた02年を除く過去10年のデータを分析する。

1)5年連続で1番人気が連対中
1番人気の成績は【4.2.0.3】、2番人気は【0.2.2.5】、3番人気は【1.1.1.6】。目下、1番人気は5年連続連対中により、同人気の連対率は66.7％と優秀な成績になっている。それに比べると2ー3番人気はもう一つ。6番人気あたりまで横並びの成績が続いており、連対率はいずれも22％前後。10番人気以下の好走はなく大穴は見込めない。

2)勝つためには4コーナー3番手以内
脚質別成績を見ると逃げ馬が【2.1.0.6】、先行馬が【7.2.2.19】、差し馬が【0.6.6.31】、追い込み馬が【0.0.1.24】という成績。傾向は明らかで逃げー先行馬でないと勝機はない。4コーナー3番手以内の馬の成績が【9.3.1.29】となっている。差し馬は2着までだ。

3)宝塚記念と札幌記念組の狙い方は?
前走宝塚記念出走馬の成績は【2.3.0.3】で連対率62.5％と高い数字。好走馬の内訳はアーネストリー(11年)、☆ドリームジャーニー☆(09、10年)、バランスオブゲーム(06年)などで、5頭中4頭は宝塚記念で4着以内に好走していた。もう一つの好ステップは札幌記念組で【5.1.2.5】。勝ち鞍は宝塚記念組を上回り、連対率も46.2％ある。こちらは札幌記念2着馬が【2.0.0.0】。同6ー9着も【3.0.1.0】と巻き返す可能性を秘めている。ただし、同10着以下は【0.0.0.2】。

4)前走北海道組が2ー3着候補
その後の組では前走新潟記念組が【1.2.2.16】。好走率は札幌記念や宝塚記念組に比べると下がるが、単勝回収率は高く一発の魅力がある。休み明けとなる天皇賞春・秋組からも好走馬はそれぞれ1頭。あとは札幌日経OP，キーンランドC、クイーンS、みなみ北海道S組など、前走北海道のオープンクラスに出走していた馬が2ー3着候補として有望。

【神戸新聞杯(G2)】
芝・外2400mに変更された07年以降の5年間を対象とする

1)波乱は期待薄
1番人気【2.1.0.2】、2番人気【1.1.2.1】、3番人気【1.2.1.1】と上位人気は安定しており、1ー3番人気は合計【4.4.3.4】で連対率53.3％、複勝率73.3％。この5年の3着以内馬15頭中14頭は5番人気以内で、特にここ2年は3連単でも2570円、1430円と平穏な結果に終わっている。6番人気以下の好走は09年7番人気1着のイコピコ1頭。

2)中団追走馬が好成績
道中の位置取りでは、3コーナーを5ー7番手で通過した馬が【3.2.2.9】で連対率31.3％の好成績。これより前の4番手以内は【0.2.2.17】同9.5％、そして後方8番手以下は【2.1.1.29】で同9.1％と、いずれも連対率はひと桁に終わっており、5ー7番手とは差が大きい。

3)連対馬は休養明けのみ
前走レースからの間隔を見ると、中9週から半年の馬が【5.5.3.34】と連対馬のすべてを占める。中8週以内は合わせて【0.0.2.20】で、3着2頭・オウケンブルースリとビッグウィークはいずれも未勝利戦から1000万条件まで3連勝中だった。また、間隔が半年を超える馬は【0.0.0.1】。

4)ダービー組なら3番人気以内が中心
休養明けの好走馬の中心は前走ダービー出走馬で、合わせて【4.4.2.15】連対率32.0％。この好走馬10頭のうち、連対した8頭はすべてこのレースの1ー3番人気馬。残る3着馬2頭は2番人気と5番人気。

By JRA-VAN様