【毎日王冠(G2)】 中山で開催された0

【毎日王冠(G2)】
中山で開催された02年を除く過去10年のデータを参考にする。

1)10番人気まで平等にチャンスあり
1番人気の成績は【2.2.1.4】で平凡。ウオッカとダイワメジャーが2回ずつ敗れており、G1馬でも全く安心できない。2番人気から6番人気がそれぞれ1勝、8番人気と9番人気が1勝ずつ。また、2着も2番人気から8番人気までほぼまんべんなく記録。3着は9番人気と10番人気が2回ずつ。10番人気馬あたりまで平等にチャンスがあるという印象。頭数があまり揃わないレースということもあり、二ケタ人気馬の好走はほとんど望めない。

2)瞬発力が武器の馬が狙い目
脚質別成績は逃げ馬が【0.3.0.7】。開幕週のレースだが逃げ切りはない。ウオッカが08年と09年に逃げて2着。シルポートも2年連続で着外。ローエングリンやコンゴウリキシオーといったG2クラスの実力馬でも苦戦している。先行馬は【3.3.2.24】で勝率9.4％、連対率18.8％、複勝率25.0％。差し馬は【4.1.6.29】で同10％、同12.5％、同27.5％。連対率は先行馬が優勢。勝率と複勝率は差し馬がやや優勢。追い込み馬は【2.2.1.30】となっており警戒が必要。瞬発力を武器にしている馬を狙いたい。

3)古馬も3歳馬も休み明けのG1組が中心
前走レース別成績では宝塚記念組が【4.0.3.10】、安田記念組が【2.4.0.10】。休み明けでも古馬G1組が強い。出走数は少ないが日本ダービー、NHKマイルC組からも好走馬が出ており、3歳馬も休み明けのG1組に注目したい。札幌記念組は【0.2.0.7】、関屋記念組は【0.0.2.5】など、夏場以降の重賞組は2ー3着止まりという傾向。

4)G2の格は必須
勝ち馬で過去にG2以上での連対実績がなかったのは08年チョウサンだけ。10年6番人気優勝のアリゼオ(スプリングS1着)、05年9番人気優勝のサンライズペガサス(産経大阪杯1着)など、人気はあまりなかったが、同年のG2で好走実績があった。春のG1で大敗してしまった馬は人気が下がる傾向がある。安易に軽視しないことが大切。

By JRA-VAN様