【秋華賞(G1)】 1)1番人気、2番人

【秋華賞(G1)】
1)1番人気、2番人気で9勝!
過去10年の人気別成績は、1番人気馬が【2.2.3.3】。2勝のみだが、複勝率では70％とそこそこの率を上げている。2番人気馬は【7.0.1.2】。勝率はなんと70％。03年ー07年にかけては5連勝している。近3年も09年レッドディザイア1着、10年アプリコットフィズ3着、11年アヴェンチュラ1着とすべて複勝圏内。1番人気馬と2番人気馬で10戦9勝。人気馬が勝ち切る傾向が出ている。例外は08年のブラックエンブレム(11番人気)のみ。3番人気馬から8番人気馬で【0.8.4.48】。2着、3着にまんべんなく入っている。16番人気の3着1回は08年のプロヴィナージュ。08年が大荒れしただけで、他の年は基本的に順当傾向といえる。

2)外枠の馬が好結果
枠順別成績では、6枠の馬が【3.1.2.14】。勝率15.0％、連対率20.0％、複勝率30.0％ですべてにおいてトップ。一方、不振なのが4枠。【0.0.0.20】と過去10年で1頭も複勝圏内に入っていない。

また1枠から4枠を内枠、5枠から8枠を外枠とすると、内枠【3.3.5.69】は勝率3.8％、連対率7.5％、複勝率13.8％。対して、外枠は【7.7.5.81】。勝率7.0％、連対率14.0％、複勝率19.0％。勝率、連対率においては、外枠が倍近い数字を上げている。

3)前走ローズSが圧倒
前走レース別成績では、ローズS組が【8.8.3.54】と圧倒。過去10年で毎年3着以内を輩出しており、同レースを経由した馬のワンツーフィニッシュは実に6回を数える。

前走ローズSの着順別成績を見ると、ローズS→秋華賞と連勝した馬は3頭。その他はローズS2着ー5着で本番を勝った馬がそれぞれ1頭ずつ。ブラックエンブレムはローズS15着からの巻き返しだった。近2年では、10年は同レースを勝ったアニメイトバイオが6番人気2着。11年は同レース3着のキョウワジャンヌが7番人気2着。ローズSで3着以内ならば、人気にかかわらず好走の可能性はあるといえる。

クイーンS組は【1.1.2.6】。複勝率はローズSを上回る40％。10年の同レースの勝ち馬アプリコットフィズは本番で3着。11年のアヴェンチュラは同レースからの連勝を果たしている。

一方、不振なのはオークス直行組【1.0.0.11】とトライアル紫苑S組【0.0.1.36】。オークスからの直行で勝ったのは06年カワカミプリンセス。紫苑S組の3着は02年シアリアスバイオのみ。

4)馬体重もチェック
最後に過去10年の秋華賞での馬体重別成績をチェック。440ー499キロまでの馬が【10.9.7.117】で好走馬の大多数を占めている。ちなみに桜花賞の同体重の馬は【8.8.8.105】、オークスは【9.5.6.110】(桜花賞、オークスは2002年ー2011年)。秋華賞で好走している馬はこの馬体重により密集している。

前走から10キロ以上の増減がある馬には注意。マイナス14キロで唯一1着となったレッドディザイアは前走プラス10キロから絞れたものだった。特に前走からプラス10キロ以上の馬は【0.0.0.17】。二ケタ以上のプラス体重の馬は厳しいといえるだろう。

だそうな。

By JRA-VAN様