【菊花賞】 1) 狙い目は6ー10番人気

【菊花賞】
1) 狙い目は6ー10番人気の馬
過去10年の人気別成績は、1番人気馬が【3.1.2.4】。3勝を挙げているが、複勝率では60％と微妙な数字。2番人気馬は【0.2.0.8】、3番人気馬は【0.0.4.6】。ともに未勝利で上位人気馬の不振が目立つ。

1番人気馬ー5番人気馬の成績は【5.5.6.34】で勝率10.0％、連対率20.0％、複勝率32.0％。対して、6番人気馬ー10番人気馬は【5.3.3.39】で勝率10.0％、連対率16.0％、複勝率22.0％。勝率は全くの互角、連対率も大差ない数字となっている。過去10年の単勝平均配当は2030円。伏兵の一発があるレースだ。11番人気以降は【0.2.1.75】。勝ち馬はいないものの、2着、3着に突っ込んでくる場合がある。

2)関西馬が断然優勢!
出走馬の所属別成績では、関東馬【0.1.1.43】で勝率0％、連対率2.2％、複勝率4.4％。対して、関西馬【10.9.9.104】で勝率7.6％、連対率14.4％、複勝率21.2％。関西馬は出走頭数も多いが、成績でも関東馬を圧倒している。

近4年は関西馬の1ー3着独占が続いており、関東馬が馬券に絡んだのは07年3着のロックドゥカンブ(1番人気)まで遡らないといけない。他には04年2着のホオキパウェーブ(4番人気)だけ。関東馬には厳しい傾向となっている。

3)前走別でも西高東低
前走レース別成績では、神戸新聞杯組が【8.6.6.46】で勝率12.1％、連対率21.2％、複勝率30.3％。出走頭数自体も一番多いが8勝、2着6回、3着6回は群を抜いた数字だ。同じトライアルでもセントライト記念組は【0.2.2.38】で勝率0％、連対率4.8％、複勝率9.5％。出走頭数は多いものの未勝利。連対率、複勝率でも神戸新聞杯組に大きく水をあけられている。

他では札幌記念組が【0.1.0.2】で2着1回は02年のファストタテヤマ(16番人気)。京都大賞典組が【0.1.0.0】で2着は07年の
アルナスライン(6番人気)。前走古馬重賞出走馬は人気にかかわらず注意が必要だ。


4)前走1000万勝ちの馬は…
神戸新聞杯組以外の2勝は04年のデルタブルース(8番人気)、09年のスリーロールス(8番人気)。ともに前走1000万特別を勝った馬だった。前走1000万を勝った馬の本番での成績は【2.0.1.26】。3着1回は10年のビートブラック(13番人気)。前走1000万勝ちの距離別では2400m以上が【1.0.1.6】。デルタブルースの前走は中山2500m、ビートブラックの前走は阪神2400mを勝っての好走だった。スリーロールスの前走は1800mだったが、父が菊花賞と相性が良いダンスインザダーク。走れる下地はあったといえるだろう。また、上記の3頭が好走したのはいずれもダービー馬不在の菊花賞だった。

By JRA-VAN様