【京都記念】 1)総合的に4歳馬が強い

【京都記念】
1)総合的に4歳馬が強い
過去10年の年齢別成績は4歳馬が【6.1.1.21】で勝率20.7％、連対率24.1％、複勝率27.6％。勝率と連対率が優秀。6歳馬は【1.7.4.24】で勝率2.6％は大きく下がるが、連対率は20.5％。複勝率は30.8％で4歳馬を上回る。なお、5歳馬は【3.1.3.23】で特に目立つ成績ではない。7歳以上は【0.1.2.27】で厳しい。

2)当日上位人気で信頼度大
前走レース別成績は有馬記念組が【3.2.4.10】で連対率26.3％、複勝率47.4％で主力ステップ。そのうち当日3番人気以内に支持された馬は【3.1.3.7】で、好走確率は高まる。一方、同4番人気以下の場合は【0.1.1.3】となっている。同じく3勝を挙げているのが日経新春杯組で【3.0.3.16】。さらに当日1、2番人気に支持された場合は、【2.0.1.0】の成績で信頼度は高い。

3)前走オープン特別以下は大不振
前走レース別成績のその他は、香港ヴァーズや香港カップなど海外のレースを含め重賞組が優勢。京都金杯組は【1.0.1.0】で、距離延長は問題なし。中山金杯組は【0.2.0.4】。好走したのはアドマイヤフジ(08年)とイブキガバメント(03年)。イブキガバメントは前走4着からの巻き返しだった。一方、前走オープン特別組は【0.0.0.15】で大不振。1600万クラス組も【0.1.0.10】で、好走したのは05年2着トウショウナイト1頭。

4)逃げー先行馬が中心
脚質別成績は逃げ馬が【0.0.4.6】。連対馬はいないが、複勝率は40％ある。なおかつ、好走馬の人気内訳は9、11、7、13番人気。すべて7番人気以下の伏兵であり、警戒が必要。5番人気以内の馬が逃げたケースがないため、もしかすると逃げ作戦は有力かもしれない。先行馬は【6.2.3.29】で勝率15.0％、連対率20.0％。勝ち馬は先行馬が半数以上。差し馬は【3.7.1.24】。連対率は28.6％あり、この点では先行馬以上。なお、追い込み馬は【1.0.2.39】。昨年はトレイルブレイザーが早めのスパートで押し切ったように、逃げー先行馬が中心のレースだ。


【共同通信杯】
1)連対馬は6番人気まで
1番人気は【3.3.1.3】で連対率60.0％。2、3番人気もそれぞれ同40.0％、30.0％と、上位人気はまずまずの成績を収めている。また、連対馬はすべて6番人気以内で、7番人気以下は3着3回にとどまる。ただ、1番人気が4着以下に敗れた3回は、2番人気も馬券圏外に敗退している。

2)2ー3枠が好成績
東京で行われた04年以降の9年では、3枠が【3.1.2.5】連対率36.4％、複勝率54.5％の好成績。隣の2枠も【2.2.0.7】で連対率は同じく36.4％を記録する。不振は4枠【0.0.1.12】、7枠【0.0.3.13】。8枠も【1.1.2.14】にとどまり、7ー8枠合計では【1.1.5.27】連対率5.9％止まりである。

3)マイナス体重馬は割引
馬体重の増減別では、プラス体重馬が【4.4.2.24】連対率23.5％、増減なしが【2.4.4.17】同22.2％と差がない一方で、マイナス体重だった馬は【4.2.4.48】同10.3％。連対率で倍以上の開きがあり、マイナス体重は割引材料になる。また、馬体重は連対馬20頭中19頭が460キロ以上で、458キロ以下は【1.0.2.22】連対率4.0％。

4)重賞組が安定も、京成杯組は今ひとつ
前走レース別では、ラジオNIKKEI杯2歳Sが【3.1.0.4】で連対率50.0％。そして朝日杯FSが【2.2.1.6】同36.4％で、出走数が多い中ではこの2レースの好走確率が高い。年明けの重賞ではシンザン記念が【0.1.3.0】と、出走4頭すべて3着以内。京成杯は【0.1.0.9】に終わっている。クラス別では500万【2.2.3.26】連対率12.1％、オープン特別【3.2.2.19】同19.2％、JRA重賞【5.6.4.21】同30.6％と、重賞組が優勢だ。

By JRA-VAN様