【中山記念】1)道悪だと伏兵馬の台頭も

【中山記念】
1)道悪だと伏兵馬の台頭も
過去10年の人気別成績では、1番人気馬が【4.1.1.4】。11年のヴィクトワールピサなど4勝をあげ、複勝率は60％とまずまず。以下、2番人気馬・3番人気馬は複勝率40％。4番人気馬が【1.3.2.4】で複勝率はトップタイの60％と健闘。1着に13番人気トーセンクラウン、2着に12番人気テイエムアンコールで決まった10年は不良馬場。重馬場だった昨年は2着に7番人気にシルポートが逃げ残り。道悪競馬だと伏兵馬が台頭しやすい傾向がある。

2)1枠、2枠の馬が好成績
枠番別成績では、1枠の馬が【2.3.0.8】で複勝率38.5％、2枠の馬が【3.1.2.8】で複勝率トップの42.9％。この両枠で5勝と半数の勝利をあげ、複勝率も他の枠に比べて抜けて高い。全体的に内枠有利な傾向が出ているが、5枠の馬は複勝率27.8％、7枠の馬は05年のバランスオブゲームら2勝と外目の枠でも健闘していた。

3)前走G1組が複勝率5割
前走クラス別成績では、前走G1を使った馬が【4.3.1.8】で複勝率50％。この組で注目は1番人気と4番人気。1番人気馬は【3.1.0.0】で04年のサクラプレジデントなど3勝。4番人気馬も【1.2.1.0】で複勝率100％と活躍。出走数が多い前走G3組は【5.6.5.56】。この中では東京新聞杯組が【2.2.2.15】で03年のローエングリンら2勝。京都金杯組は昨年2着のシルポートら【0.2.1.2】で複勝率60％と高かった。

4)距離延長馬が好結果
前走距離別成績では、前走1600m組が【4.5.5.27】。09年のカンパニーら最多の4勝をあげ、複勝率34.1％は10頭以上出走頭数がいる組では一番高かった。出走頭数は少ないが、前走1400m組は【1.0.2.2】で複勝率60％。距離延長馬が【5.5.7.31】で複勝率35.4％なのに対して、距離短縮馬は【4.3.3.49】で複勝率16.9％。なお、同距離の前走1800m組は【1.2.0.22】で複勝率12.0％。距離延長馬の成績が良い。


【阪急杯】
距離が1400mとなった06年以降の過去7年を分析する。

1)3ー4番人気が好調
1番人気の成績は【0.2.2.3】。スズカフェニックスとガルボの2着が最高で勝ち馬はなし。複勝率も57.1％でやや物足りない。2番人気も【1.0.2.4】でひと息。一方、3番人気が【2.3.0.2】で優秀。プリサイスマシーン(エーシンドーバーと同着)が勝利するなど、連対率は71.4％。4番人気も好調で【3.0.0.4】。6番人気以下は【2.0.2.72】でビービーガルダンが勝つなど、4頭が好走しており一発が見込める。

2)前走1200m組は勝ち馬のみを輩出
前走距離別成績では1400m組が【2.2.3.27】で勝率5.9％、連対率11.8％、複勝率20.6％。1600m組は【2.4.4.25】で同5.7％、同17.1％、同28.6％。連対率と複勝率では1600m組が1400m組を上回る。1200m組は【3.0.0.28】。勝率は9.7％で、しかも単勝回収率は191％と高い。たが、2ー3着馬がゼロで、勝ち馬のみを輩出している点に注意。

3)脚質を問わず内枠が有利
枠順別成績は1枠が【2.2.1.8】、2枠が【2.2.3.7】という成績。いずれも連対率は30％近くあり、1ー2枠が非常に好成績。3枠以降は横一線。外枠が不利ではなく、内枠が有利。脚質は特に問わない。1番ゲートから5番ゲートまでそれぞれ1勝ずつマークしている。

4)前走重賞組が中心だが、G1組は不振
前走クラス別成績ではG1組が【0.0.0.7】で不振。意外と当日人気馬は出てきていないが、11年はワンカラットが2番人気で5着に敗れている。G2組は【2.1.2.7】で少頭数ながら優秀。中でも阪神Cからの直行が主力。G3組は【6.4.4.45】で最大勢力。主力は東京新聞杯とシルクロードS組。京都牝馬Sや、京都金杯でもOK。年明けの重賞組を狙うのが無難。オープン特別組は【0.0.0.18】で好走例なし。1600万クラス組は【0.1.1.11】。好走馬は06年コスモシンドラー(3番人気2着)、09年ドラゴンファング(2番人気3着)で、当日上位人気に支持されていた。

By JRA-VAN様


阪急杯登録多い。。。